20/07/13 22:01
お昼のワイドショーの一角を占めるフジテレビの「直撃LIVE グッディ!(以下、グッディ)」が今年9月いっぱいで終了すると報じられました。
フジテレビからは正式に発表されていませんが、周囲の状況から事実のようです。
これについてみていきましょう。
民放各局が力を入れる昼のワイドショーですが、最近では2011年に発生した東日本大震災を契機に、午後の情報生番組に対する期待と需要が高まりました。
当時、民放では昼のワイドショーは日本テレビの「ミヤネ屋」だけだったため、同番組に視聴率が集中しました。
その後もミヤネ屋の視聴率独走状態は長く続いたままでしたが、対抗馬として2015年に登場したのがフジテレビの「グッディ」でした。
当初は、長年夕方や夜のニュースを担当してきた安藤優子キャスター(61)を起用することに内外で反対の声も強く、昼のワイドショーに安藤キャスターが活躍できるのか疑問視されていたようです。
スタート時は視聴率が1%台でしたが、少しずつ視聴率を上昇させ、サブキャスターの俳優・高橋克実さん(59)の存在感も相まって最近では5%近くまで伸ばし、同じ時期に始まったTBSの「ゴゴスマ」とともに「ミヤネ屋」1強状態を崩していました。
今後は、前番組である「バイキング」の放映枠を拡大して対応する見込みです。
今回の判断について、関係者の見方としては、昼のワイドショー番組は開始当初苦戦しても、一度視聴者に支持されればその後定着し、視聴率も伸びるのが定石で、それだけに今回の番組終了が本当なら非常に残念だとしています。
バイキングの放映枠拡大や、ドラマの再放送を流しても、視聴率が「グッディ」を超えるかどうかも不透明ですし、もちろん今より高くなる可能性もありますが、長い目で見ると、人材の育成も含め、今回の判断はフジテレビにとって損失の方が大きいとみられています。
堅実な人気を得ていたフジテレビの昼のワイドショー「グッディ」が9月末で終了の方向となったようです。
放映期間は約5年と、それほど長寿ではありませんでしたが、同時刻に展開する他局の番組との熾烈な競争の中、健闘していた印象があります。
終了するのは残念ですが、今後の展開に期待したいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。