誰かと一緒に生活をしていれば、喧嘩をする事もあります。夫婦ならば、尚更相手への想いも強く、喧嘩も激しくなりやすいです。
夫婦喧嘩にはどんな理由があるのか、どのような態度が仲直りの秘訣になるのかなど、喧嘩をしないようにする方法をご紹介します。
喧嘩の大元は、案外些細な事だったりしますよね。
しかし喧嘩になってしまう理由は、よく考えるとその大元でなく、言い方、態度、その時の状況や気分がきっかけになっていたりします。
初めは言い合い程度の喧嘩だったとしても、何かのきっかけでキレてしまうと、冷静な時には言わないような言葉も言ってしまうことあります。
そしてキレた時の態度が、相手の怒りを更に煽ることになり、喧嘩がヒートアップしてしまいます。例えば、いつもより大きな物音立てたり、声を荒げたりということをしていませんか?
また、キレてその場から立ち去ってしまうということもあるかもしれません。
怒りを鎮めるために時間を空けるのは良い方法ですが、キレたことで話合いの場を設けようとしないようであれば、喧嘩が長引いてしまうでしょう。
自分が疲れている時や、ストレスが溜まっている時は、ついつい相手の粗探しをしてしまうものです。いつもはさほど気にならないことでも、ストレスが溜まっている時には、不満を感じてイライラした態度をとっているかもしれません。
女性の場合、家事をしない夫の姿を見ると、「どうして私ばかり」という気持ちがふつふつと湧いてくるのではないでしょうか。普段の自分なら、「仕事を頑張ってくれているから」と優しい気持ちになれるかもしれませんが、自分に余裕がないと、小さな不満でもつい不機嫌な態度をとってしまいがちです。
そんな時、夫としては「理由が分からない不機嫌な態度」をとられると腹が立つのです。
お互いの不機嫌さが喧嘩の発端となってしまいます。
日常生活の中で、相手にして欲しい事というのはたくさんあります。
例えば、脱いだ服を洗濯機へ入れるとか、トイレットペーパーがなくなった補充するとか、当たり前のことがされていないと、不満が溜まってしまうのではないでしょうか。
そのような細かな事をついつい指摘しがちですが、そうすると男性は「今やろうと思っていたのに」とか、「いちいち細かいな」とヘソを曲げてしまうことも多いでしょう。
「子どもじゃあるまいし」と女性は思うかもしれませんね。
しかし、ヘソを曲げた男性はなかなか機嫌を直してくれませんので、その態度を見て女性がイライラし、喧嘩になってしまうことも多いかと思います。
喧嘩をすると、どちらかが正しい・正しくないと判断されがちですが、お互いに喧嘩になるきっかけ、原因はあります。まずはそれを受け止め、相手に申し訳ないと思う気持ちを忘れないようにしましょう。
なんとなく謝る事は「負けた」「自分が間違っていた」という気分になりますが、そこには執着せず、喧嘩を生んでしまった事に対して、もっと良い言い方や態度があったのではないかと考えれば、自然と謝れるものです。
特に男性はプライドが高いので、謝りたくても謝れない時もあるでしょうし、謝ったとしても、それがストレスとして徐々に溜まり、苦しくなるものだと思います。
女性は気分転換も早い方ですし、柔軟性もあるので、ここはひとつ上の目線で折れてあげるのが優しさ、愛情ではないでしょうか。
そういう気持ちは相手にも伝わり、良い形で仲直りが出来ると思います。
いきなり謝ると面倒臭いように感じられますので、少し落ち着いた頃に謝りましょう。
誰もが、自分の考えや気持ちを分かってもらいたいと思うものです。
自分の意見を聞いて欲しい、分かって欲しいのであれば、まず先に相手の話を最後までしっかり聞き、応えてあげる事が大切です。
話をしっかり聞けば、話している方は満足し、怒りが治まっていきます。
そして、話の内容に沿って、自分が出来る事や変えれる所があれば、「次からこうするね」と答えを出してあげると、より満足して落ち着くでしょう。
話を聞くことで、気付かなかった本音を聞けることもあります。
怒っている時に口を挟んでも、聞く耳を持つどころか、火に油を注ぐだけです。
相手の言いたい事をまず全部吐き出してもらい、それに反応し、答え、落ち着きを取り戻したところで自分の意見を少しずつ話してみましょう。
その時にはもう、自分も疲れて怒りが治まっていると思います。
そしてお互い落ち着いたところで、一気にではなく、ひとつずつ自分の意見を話すと、聞く姿勢になりしっかりと受け止めてくれます。
途中で尋ねられたり意見を求められたりしたら、話し出せるタイミングでもあります。
男性と女性では、感情、考える事、期待する事が違います。まずその違いが元々あるのだと理解しておくべきですし、相手が何を考え、どうして欲しいのかを知らずして、相手に求めたり、不満を抱いたりしては筋違いです。
喧嘩をしないのが一番ですが、喧嘩をするのは決して仲が悪いからではありません。どうしても自己満足だけを求め、相手への理解が不足しているだけなのです。
欲求や不満が溜まらないうちに、普段から些細な事でも声をかけ、相手を理解する姿勢を持ち協力していけば、お互いに少しずつ満たされ、喧嘩は自然となくなっていくでしょう。