参照: https://the-ans.jp/beijing-olympics-2022/217548/
北京五輪に出場した高梨沙羅選手が、ノルディックスキージャンプ混合団体の協議でスーツの規定違反を受け失格となったニュースは管理大きな話題となりましたよね。
今回は同じように各国で複数人の失格者が出ており、一概に高梨選手のミスとも言い切れないのですが、本人にとっては人生において最大の失敗として心に傷が残ってしまうのかもしれません。
しかし、北京五輪という大きな大会での出来事であったため話題となりましたが、誰にでも似たような経験があったりするものです。
人生において大きな失敗を経験しない人の方が少ないのではないでしょうか?
そんな大きな失敗をした際、立ち直れる人もいれば、精神的なショックから立ち直れずに人生が暗転していってしまう人もいたりします。
この記事では、そんな「大きな失敗による絶望から立ち直る為の方法」について解説していきたいと思います。
大きな失敗というのは、我々が生きる一般社会にも意外と多かったりします。
・PCのデータが消去
仕事などで作成した大事なデータを保存ミスやちょっとした不注意によって消去してしまうといったミスは誰しも一度は経験があるのではないでしょうか?
しかも、大事なデータである時に限ってそのようなミスを犯してしまったりもするのです。
・発注の数量ミス
物販ビジネスやイベントなどの備品発注などの仕事をしている人であれば大きな発注ミスをしたことがあるという人も多いのではないでしょうか?
返品ができれば事なきを得ますが、返品できない場合には会社にかなり迷惑を掛けてしまうものです。
・取引先への損害
自社に損害を与えるだけでも精神的なショックは大きいですが、取引先への損害を与えてしまった場合には生きた心地がしないほどの冷や汗をかくはずです。
・大舞台でのミス
冒頭で挙げた高梨沙羅選手のように、長い期間準備してきた大きな舞台でのミスは、人生を左右するほどの精神的なショックを受けてしまうものです。
・大遅刻
いつもはそれほど遅刻しないにもかかわらず、絶対にしてはならない場面で大幅に遅刻してしまったという経験がある人も多いはずです。
・車での事故
ちょっとした不注意によって、他の車を巻き込んだ事故や人身事故などを起こしてしまった際も、精神的に大きなショックを受けてしまうでしょう。
前述したような大きな失敗を経験したことがある人ならばわかるかと思いますが、あまりのショックで絶望を感じてしまい、とても日常生活をいつも通り送ることなどできなくなってしまうものです。
そのまま鬱になるまで落ち込んでしまう人もいますし、なかなか立ち直れずにその後の人生に大きな負の影響を及ぼしてしまう人も多かったりします。
しかし、上手に対処することができれば、その大きな失敗を糧にして人間的にも成長してその後大きな失敗を払拭するような生き方をすることも十分に可能であるというのが現実です。
大きな失敗をしてしまった際に誰もが陥ってしまう心理が、「なぜあんなことをしてしまったのか」という自分自身への失望です。
この状態からいつまでも立ち直れない人は、いつまでもその失敗のことを考えてしまう「反芻思考(はんすうしこう)」に陥ってしまう傾向にあります。
全人類が時に流れの中で生きていて、誰一人として時間を巻き戻すことはできません。
起こってしまった失敗という事実を変えることはできないと認識して、心から反省して受け入れることが最初にすべき行動となります。
大きな失敗をした自分自身を受け入れることができたならば、「なぜ失敗をしたのか」「今後同じ失敗を犯さない為には何をすべきなのか」をしっかりと考えましょう。
会社や取引先など他者への損害がある場合には、謝罪の意を誠心誠意伝えると同時に、改善点をしっかりと伝えるのです。
ここまでのステップをしっかりと踏んだとしても、おそらくしばらくは通常の精神状態には戻すことができないはずです。
あまりに短期間で通常の生活に戻ってしまうと、十分に反省しているにも関わらず「あいつは反省していない」と感じる人もいるので、無理に速く立ち直ろうとしなくても構いません。(他者にマイナスの影響が出ない程度のテンションであれば問題なし)
まずすべきなのは、自己肯定感を一定以上に保つことです。
大きな失敗をしてしまうと、自分の長所に目を向けることができず、自己肯定感が下がりすべての物事に対してネガティブとなってしまうものです。
そういった状況に陥らない為に、自分の長所を紙に書き出し、客観的に自分を捉えるということが重要となります。
大きな失敗をすると、それまで積み上げてきたものがすべて崩れ去ったような感覚になってしまいがちです。
確かに、成果だったり信用だったりがある程度崩れてしまうのは間違いありませんが、たった1つの失敗ですべて崩れるようなことはありません。
後退してしまったとしても、その後の努力の積み重ねで失敗する前よりも上に行くことは十分に可能なのです。
想定よりも時間が掛かるのは確かですが、決して「終わり」ではないということを認識すべきだと言えるでしょう。
もしもここまで挙げた立ち直る為の方法を実践しても長い期間立ち直ることができないのであれば、思い切って環境を変えるという方法も有効です。
例えば心機一転、転職をしてみるのも良いでしょうし、住む場所を変えてみるというのもおすすめです。
環境を変えることで大きな精神的なショックから抜け出せる可能性は非常に高くなります。
今回は、「大きな失敗による絶望から立ち直る為の方法」について解説してきました。
順風満帆な人生を送れる人などこの世にほとんどいません。
大きな失敗をした時は、ぜひここで挙げた立ち直る為の方法を実践してみましょう。