2年連続投手5冠の山本由伸を阻止できる唯一の存在である佐々木朗希が凄すぎる

 

5月5日、パ・リーグ「ロッテ対ソフトバンク」の一戦が行われ、0-0の引き分けとなりました。

 

延長12回まで両軍が1点も取れない投手戦となったこの試合、もっともインパクトを与えたのが「佐々木朗希選手」です。

 

5回を投げて無安打12奪三振と圧巻の投球を披露し、観客を沸かせたのです。

 

パ・リーグといえば、2年連続投手5冠を達成しWBCでも共闘した山本由伸選手(オリックス)がナンバーワン投手と認知されていますが、今シーズンは佐々木選手が多くの個人タイトルを奪う可能性が高まってきている。

 

この記事では、そんな「2年連続投手5冠の山本由伸を阻止できる唯一の存在である佐々木朗希」について解説していきたいと思います。

 

 

 

5試合に登板で防御率0.84と圧倒的な結果を残す佐々木朗希

 

 

これまでも世界記録となる13者連続三振や1試合19奪三振、日本プロ野球最年少の完全試合達成など、若くして日本プロ野球の主役となっていた佐々木投手ですが、今シーズンはさらに凄みが増しています。

 

今季5試合に登板したその内容は、投球回32回に対して被安打13、失点3、奪三振50、勝利数3、(敗戦0)防御率0.84となっている。

 

当然ながら防御率では1位となっていて、勝利数もトップタイ、奪三振でも圧倒的1位となっています。

 

投球回あたりの与四球、被安打の打数合計を算出する「WHIP」も、0.56と2位の高橋光成の0.78を大きく上回り1位となっているのです。

 

4月28日に登板したオリックス戦では、自己最速となる165キロを計測。

 

2016年に大谷翔平選手が出したプロ野球記録に並ぶ快挙を達成しました。

 

昨年は夏前にマメを潰してしまい、回復後もローテーションの間隔を空けて登板していたため、山本由伸選手に2年連続投手5冠を許してしまいました。

 

しかし、今季は万全の状態で投球ができているため、ライバルと真っ向勝負が可能となっています。

 

山本由伸選手は、2勝2敗で防御率1.78、奪三振は29、WHIPは1.11といった成績です。

 

十分に良い戦績であると言えますが、昨季の山本選手と比べると少し物足りない成績であると言えるかもしれません。

 

WBCの披露や感覚を戻す大変さが多少影響しているのかもしれませんね。

 

まだシーズンは序盤なのでまだまだこの段階では判断できませんが、佐々木選手は最高のスタートダッシュができたと判断できるでしょう。

 

 

来シーズンにメジャーに行く可能性が高い山本選手も必ず復調するはず

 

日本には、大谷翔平選手やダルビッシュ有選手、佐々木朗希選手など、世界に誇る投手が数多く活躍していますが、「ナンバーワン投手は?」とファンに聞いたならば、「山本由伸選手」と答える人がもっとも多いはずです。

 

それほど2年連続投手5冠の実績は圧倒的だと言えます。

 

それゆえに、山本選手にもプライドがあるでしょうし、現在の成績には満足していないことでしょう。

 

25歳ルールをクリアし、いよいよメジャーリーグへの移籍の可能性も高まっている山本投手。

 

日本球界を離れる最終年となる可能性が高いだけに、「3年連続投手5冠」という前人未到の成績を置き土産にしたい気持ちもあるはずです。

 

ライバルである佐々木投手が絶好調なだけに、今後必ず調子を上げて素晴らしい成績を残すことでしょう。

 

長い日本プロ野球史の中でも滅多に見られない(もしかしたら過去最高になるかもしれない)個人タイトル争いに注目です。

 

これから気温も上がっていくため、体調管理や球数を抑えながらアウトを重ねていくことが重要になっていくことでしょう。

 

 

2人が意識する「大谷翔平」という存在

 

日本プロ野球の主役である佐々木選手と山本選手ですが、日本人選手という括りであれば、やはり大谷翔平選手の人気と試合への影響力にはまだ遠く及ばないと言えます。

 

打者として3割を打ち、本塁打も量産しながら、投手として最多勝、奪三振のタイトル争いをしている大谷選手は、別格な存在です。

 

2人も間違いなく大谷選手の活躍には刺激を受けていることでしょう。

 

WBCで共闘したことで、よりその凄さを知ったはずです。

 

今後近い未来(山本選手は来年、佐々木選手も数年後には)メジャーリーグに挑戦することでしょう。

 

もしかしたら数年後には、3人がメジャーリーグで最多勝争いを繰り広げているかもしれません。

 

 

まとめ

 

今回は、「2年連続投手5冠の山本由伸を阻止できる唯一の存在である佐々木朗希」について解説してきました。

 

今シーズンこれまで奪三振50、勝利数3、(敗戦0)防御率0.84と圧倒的な成績を残している佐々木選手は、間違いなく個人タイトル争いの主役であると言えます。

 

しかし、2年連続投手5冠の山本由伸選手も間違いなく調子を上げてくるはずなので、佐々木選手も簡単にはタイトルを獲ることは出来ないでしょう。

 

果たして今季はどちらが圧倒的な成績を残しタイトルを獲得するのか、注目していきましょう。