W杯がやって来る!サッカー日本代表のW杯に向けた問題と強み

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ついに4年に1度の祭典がやって来る。

 

11月20日(日本時間11月21日AM1:00)に行われる「カタール対エクアドル」の開幕戦を皮切りに、カタールW杯が開催されます。

 

グループEの日本代表は、ドイツやスペインといった優勝候補とグループリーグで戦うことになっており、その戦いが注目されています。

 

はたして日本代表は世界が予想するようにグループリーグ敗退で終わってしまうのか。

 

それとも番狂わせを起こすことができるのでしょうか。

 

この記事では、そんな「サッカー日本代表のW杯に向けた問題と強み」について解説していきたいと思います。

 

 

 

サッカー日本代表の現状

 

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日本代表は、9月下旬に欧州遠征を行い、アメリカ戦を2-0で勝利、エクアドル戦を0-0で終えました。

 

特に第1戦目のアメリカ戦では、前線からのハイプレッシングと中盤、DFラインの連動が素晴らしく、前半から後半の途中まではかなりインテンシティの高い戦い方ができていました。

 

この試合でレアル・ソシエダで好調をキープしている久保建英選手が一気に左サイドのスタメン候補となり、決定力はないものの前田大然選手のプレッシング能力がチーム力を大幅にUPさせることが判明。

 

さらには、「トップ下鎌田大地」という形が完全に決定した試合でもありました。

 

しかし、決してW杯に向けて万全な状態とは言えないのも事実です。

 

いくつか「日本代表の現状」を挙げていきましょう。

 

 

板倉滉選手と浅野拓磨選手の回復具合

 

ボルシアMGに所属する板倉滉選手とボーフムの浅野拓磨選手の2人が、膝の靭帯を断裂をし長期離脱中となっている。

 

ただし、2人とも手術は回避し保存療法を選択、順調な回復ぶりを見せています。

 

11月1日のメンバー発表に2人の名前があるかどうかが注目されています。

 

特に板倉滉選手は、日本代表のDF陣の中で最も期待値が高い選手であることから、メンバーに選ばれるかどうかでかなり日本代表の戦力値も変わってくるはずです。

 

 

三苫薫選手の回復具合

 

ブライトンに所属する三苫薫選手も10月14日に行われたブレントフォード戦で右足を負傷してしまいました。

 

試合後に松葉づえ姿であったことから、長期離脱の可能性も報道されていましたが、10日~15日で復帰できるとデ・ゼルビ監督が言っていたことからも、W杯には間に合いそうです。

 

W杯前のブライトンでの試合にも出場できる見込みであるため、コンディションも心配いらないでしょう。

 

 

吉田麻也選手の不調

 

おそらく現在の日本代表で最も心配な点が、キャプテンを務める吉田麻也選手の不調でしょう。

 

6月14日に行われたチュニジア戦ではありえないほどのひどいプレーで日本のサッカーファンに不安を与えましたが、そこからコンディチョンもまったく上がっていません。

 

シャルケではレギュラーCBとしてプレーしているものの、スピード不足は明らかで、年齢による衰えからなのかプレーのキレもまったくない状態です。

 

昇格組でありチーム力が低いのは仕方ありませんが、10試合で24失点というのはまずい状況です。

 

吉田選手もそのうちのいくつもの失点に関与しているので、責任の一端があるとも言えます。

 

このまま不調の状態でW杯をレギュラーとして戦うのであれば、日本代表のグループリーグ突破はかなり厳しくなることでしょう。

 

 

上田綺世選手や久保建英選手、鎌田大地選手、堂安律選手など好調な選手も多い

 

前述した怪我から復帰を目指す選手や吉田麻也選手の不調などのマイナス要因もありますが、クラブで好調を維持している選手が多い点は期待が持てます。

 

久保建英選手は、ラ・リーガの強豪であるレアル・ソシエダでFWのレギュラーとして活躍していますし、鎌田大地選手はフランクフルトですでに9得点2アシストを記録しています。

 

上田綺世選手もシーズン序盤は移籍失敗がささやかれるほどの状態でしたが、10月21日に行われたシャルルロワ戦で2ゴールをマークし、今季5得点目と好調モードに突入しています。

 

フライブルクの堂安律選手も、強度の高いプレスを維持しながら公式戦4得点2アシストと好調です。

 

そして冨安健洋選手は、プレミアリーグ首位を走るアーセナルにおいて直近の数試合はサイドバックでスタメン出場し安定したプレーを見せるなど、上り調子となっています。

 

守田英正選手も、強豪スポルティングでスタメンとして活躍していますし、遠藤航選手も1度怪我はしたもののすぐに復帰し安定したプレーを見せています。

 

好調な選手が非常に多いので、ドイツやスペイン相手でも良いサッカーができる可能性があると言えるでしょう。

 

 

まとめ

 

今回は、「サッカー日本代表のW杯に向けた問題と強み」について解説してきました。

 

現在の日本代表は、板倉滉選手と浅野拓磨選手、三苫薫選手の怪我や吉田麻也選手の不調など、不安様子はあるものの、好調な選手が多いという点では期待が持てる状況です。

 

ここで挙げた以外にも、「大迫勇也選手をワントップのレギュラーとして使うのか」「権田選手やシュミット選手の怪我の具合」なども気になるところです。

 

ぜひドイツ、スペイン相手に大番狂わせを演じてもらいたいものです。

 

W杯開幕を日本代表が万全の状態で迎えられることを期待しましょう。