2015年~2018年頃は、YouTubeで成功すれば一気にお金持ちになり、人気者になれるという幻想を抱いた人が多かったと思います。
しかし、2022年現在ではそれまで大人気だったユーチューバーがことごとく人気が急落し、収益もガタ落ちで「あいつは(あいつらは)オワコン」とアンチコメントを浴びせられるようになってきたのです。
新世代ユーチューバーが人気となっても、過去のように何年も人気が続くことはなく、すぐに飽きられるようになってきています。
そういった流れであるのもかかわらず、「ヒカキン」は2022年の現在も多くの動画で100万回以上の再生回数を誇っているのです。
8月7日に公開した夏企画「ヒカキンおにごっこ2022夏」では、公開数日で約800万回の再生回数を叩きだしバズっています。
この記事では、そんな「ヒカキンがオワコンにならない理由」について解説していきたいと思います。
ヒカキンは言わずと知れたユーチューバーのパイオニア的存在で、所有するチャンネルはどれも大人気となっています。
特に人気なのは、メインチャンネルの「HikakinTV」です。
チャンネル登録者数は2022年8月13日現在1080万人となっていて、日本のトップ5に入るチャンネルとなっています。
また、ゲーム専門チャンネルの「HikakinGames」も、563万人のチャンネル登録者を誇る大人気チャンネルです。
兄であるセイキンもユーチューバーで、「SeikinTV」は436万人のチャンネル登録者となっています。
兄弟そろってまさにYouTubeの申し子の様な存在なのです。
ユーチューバー全盛期では、ヒカキンやセイキン、同じくYouTubeのパイオニア的存在のはじめしゃちょーの他にも、東海オンエア、フィッシャーズ、水溜まりボンド、ヒカルなど、多くのユーチューバーが200万回再生以上を連発し、数億円規模の収益を上げていました。
時は流れ2022年になると、その世代のいわゆる「大物ユーチューバー」たちもここ1年で一気に動画再生回数が落ち、100万回をキープできないケースが増えてきていきました。
かつて中堅ユーチューバーの立ち位置だったチャンネル登録者100万人台のユーチューバーたちに至っては、1つの動画で20~30万回再生されれば良い方と言われるほどに落ち込んでいるのです。(1つの動画で2~3万回しか再生されないユーチューバーも数多くいる)
しかし、一部の大物ユーチューバーは、企画の規模を大きくしたり新世代ユーチューバーと上手に絡みチャンネル登録者を増やし、再生回数もそれほど落とさずに継続できています。
例えば東海オンエアは、天才的とも言える企画力で視聴者を飽きさせない動画を作り続けていますし、スカイピースはコムドットや平成フラミンゴといった新世代ユーチューバーと積極的にコラボすることで活路を見出しました。
ヒカルやフィッシャーズは多少再生回数は落ちたものの、まだトップユーチューバーとしての体裁は保てていますし、はじめしゃちょーも3億円の家を購入するなど他のユーチューバーではできない規模の企画で存在感を出しています。
そしてYouTube界の帝王であるヒカキンも、いくつかの「オワコンにならない理由」を持っています。
ヒカキンと言えば、ユーチューバーとしての知名度はナンバーワンであり、芸能界での認知度も抜群です。
その知名度を活かし、有名芸能人と頻繁にコラボをしているのです。
このように、大物ユーチューバーでもなかなかコラボできないような一流芸能人とコラボを実現しています。
それゆえに、定期的にバズる動画を視聴者に提供できるので、オワコンになりにくいと言えるのです。
ヒカキンは、チャンネル登録者数も1000万人以上いて実際にトップユーチューバーですし、前述した通り多くの有名芸能人とコラボするなど知名度はどのユーチューバーよりも圧倒的に高くなっています。
はじめしゃちょーは「親分」と呼び、新世代以降の若手のユーチューバーからすると「会えるだけで光栄な存在」となっています。
多くのユーチューバーが、YouTube界のことを話す際に「ヒカキンさん」という名前を出しますし、「有名になってヒカキンさんとコラボしたい」という夢を持つユーチューバーも多いのです。
それゆえに、いつまでも忘れられることがない存在でいられるので、オワコンにならないのです。
今回は、「ヒカキンがオワコンにならない理由」について解説してきました。
ヒカキンがいつまでもオワコン化しないのは、「知名度を活かした芸能人とのコラボができる」「多くのユーチューバーが帝王だと認識している」というポイントが大きいでしょう。
変化の激しい時代ではありますが、あと数年間はかなり高い確率で今と変わらない人気を維持していることでしょう。