ここ数年サウナが流行していることを知っている人も多いかと思いますが、「ととのう」という言葉を知っていますか?
「ととのう」とは、サウナと水風呂、休憩を繰り返すことで心身が整った状態のことです。
サウナ―(サウナ愛好家の人の愛称)は定期的に「ととのう」ためにサウナに向かい、日々の疲れやストレスを癒しているのです。
ただし、サウナは高温の環境に一定時間身を置くその特性上、しっかりと下知識を身に付けておかなければるリスクが高まってしまうのも事実です。
この記事では、これからサウナを楽しみたいという人に有益となる「サウナのメリットとデメリット」について解説していきたいと思います。
サウナのメリットはいくつも存在します。
近年のサウナブームによって、全国各地でサウナ施設が増えてきているので、自宅や会社の近くにサウナ施設があるというケースも非常に多いはずです。
定期的にサウナに通えば、これから挙げるメリットを存分に得ることができるはずです。
現代人は疲れている人が非常に多いですよね。
仕事のプレッシャーや将来への不安、人間関係などによって心身ともに疲れは溜まっていってしまうものです。
サウナには、そういった日々の疲れを回復させてくれるメリットがあります。
全身の血流が良くなり、体中に溜まった疲労物質の排出を促してくれます。
高温の状態では、交感神経が優位になるので、確実に血流が良くなるので、誰もがこのメリットを得ることが可能なのです。
運動した後ってなぜか気持ちいいですよね。
ちょっとした心のモヤモヤも、汗をたくさんかいた後はスッキリしているものです。
サウナは、高温の部屋に6分~12分程度入り、水風呂と休憩をしてから再びサウナに入ると言った手順を繰り返すので、この「汗をかいた爽快感」を何度も味わうことができます。
あまりに高温過ぎるのはリラックス効果が得られにくいので、低めの温度(60℃~70℃)のサウナがおすすめです。
ちなみに、サウナはよく三段のベンチになっていることが多いですが、上段は100℃近いので気を付けましょう。
中段でも80℃~90℃くらいの高温になるので、リラックス目的でサウナを利用するならば一番下の段に座るようにしましょう。
サウナによって排出されるのは疲労物質だけでなく、老廃物の排出も同様に促してくれます。
また、肌代謝が上がり、肌に栄養が行き渡るようになるのです。
さらに、体温が一定以上上昇すると、「ヒートショックプロテイン(HSP)」というたんぱく質が体の中で作られます。
これは、体の回復を促してくれる物質なので、もちろん肌の回復にも良い影響を与えてくれるのです。
ミストサウナなど低温で湿度の高いサウナであれば、肌への刺激が少ないので女性でも安心して利用することができるでしょう。
サウナには、前述したようなメリットを得られ、「ととのう」ことによって睡眠の質が向上したり仕事のパフォーマンスが上がるなどの効果が期待できます。
しかし、冒頭でも挙げた通り、高温という環境であるがゆえに、正しく利用しなければリスクを負ってしまう可能性もあるのです。
1つずつデメリットを挙げてみましょう。
サウナは70℃~100℃という高温の場所で汗を流す行為ですから、血流がUPします。
しかし、その後に水風呂に入るという行為は心臓にかなり負担が掛かり、人によってはリスクとなるケースがあるのです。
基礎疾患がある人は特に気を付ける必要があると言えるでしょう。
前述した通り、サウナの適性時間は1回6分~12分程度です。
しかし、サウナ後の気持ち良さを倍増させるために無理に長い時間は言ったり、修行のような感覚で我慢して長時間入ってしまう人もいたりします。
これらは、脱水症状を引き起こしてしまうリスクが上昇してしまうので絶対に避けるべき行動です。
サウナに入る前には必ずミネラルを含んだ飲料を300~500ml飲むようにしましょう。
比較的高温になりやすいドライサウナは、湿度も低く設定されているので頭皮や頭髪に負担が大きくなります。
定期的にサウナに通っている人は、その都度頭皮、頭髪にダメージを与えていることになるので、薄毛などの原因になってしまう可能性があります。
タオルを頭に被せたり、サウナハットを利用するといった対策を必ず行うようにしましょう。
今回は、「サウナのメリットとデメリット」について解説してきました。
「疲労回復」「リラックスできる」「美肌効果」といった効果によって、睡眠に質が向上したり仕事のパフォーマンスが上がるといったメリットを得ることができます。
しかし、「心臓に負担がかかる」「脱水症状」「頭皮や頭髪への負荷」といったデメリットがあるのも確かです。
サウナのメリットをしっかりと得てデメリットを回避するためには、サウナ前に水分補給をしたり、長時間入らない、タオルやサウナハットを利用するといった注意点をしっかりと守ることが重要だと言えるでしょう。
ぜひ正しくサウナに入り、「ととのう」を実感してみてはいかがでしょうか?