日本代表の1トップは誰が務める?場合によっては2トップに変更も

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各国のリーグ戦が本格的に始まり、日本代表選手の活躍のニュースも多くなっていますよね。

 

特にレアルソシエダの久保建英選手やフランクフルトの鎌田大地選手の活躍は、今後の日本代表に大きな変化をもたらす可能性があると言えるでしょう。

 

そんな日本代表は、9月の下旬に欧州遠征をおこなうことが決まっています。

 

「フォーメーションをどうするのか?」「各ポジションの序列は?」といったような部分が注目点となりますが、その中でも特に注目となるのが「1トップを誰が務めるのか?」という点でしょう。

 

この記事では、そんな「日本代表の1トップは誰が務めるのか?」という疑問について解説していきたいと思います。

 

 

 

1トップ1番手だった大迫選手の不調

 

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森保監督はこれまで、ヴィッセル神戸に所属する大迫勇也選手を1トップの1番手として考えていました。

 

「大迫選手が1番手で、2番手、3番手は大迫選手と同タイプ1人とスピードタイプ1人」といった思惑があったかと思いますが、現在このプランは完全に崩れ去ったと言えます。

 

ワールドカップの登録人数が23人から最大26人に変更になったことで、「4人目のスピード系のFW」も考えていたかもしれません。

 

しかし、最近の大迫選手は怪我やコンディション不良に苦しんでおり、9月の段階ではとても日本代表の1トップを任せられる状況ではありません。

 

32歳の年齢ゆえに全盛期のスピードやキレはなく、コンディションも整わない状況ゆえに、代わりとなる選手を選ばなければならないのです。

 

 

新たな1トップ候補は主に4人

 

ワールドカップ最終予選や親善試合では、複数の選手が1トップを務めました。

 

「古橋亨梧選手(セルティック)」「浅野拓磨選手(ボーフム)」「前田大然選手(セルティック)」「上田綺世選手(ブリュージュ)」の4人だ。

 

それぞれの特徴と現在の状況を確認してみよう。

 

 

古橋亨梧選手

 

スコットランドリーグのセルティックでエースとして活躍する古橋選手。

 

27歳と年齢的にも素晴らしい状態で、その得点感覚は日本人選手の中でもナンバーワンと言っても過言ではないでしょう。

 

前線からのチェイシングもできますし、裏への飛び出しで一気にチャンスを作ることもできます。

 

大迫選手の調子が上がらない状況を踏まえると、古橋選手が1トップの有力な先発候補になるはずです。

 

第5節を終えた時点でハットトリック1回を含む6得点で得点ランキングのトップに立っていたが、先日行われた宿敵レンジャーズとのダービーで左肩を負傷してしまいました。

 

早期復帰できるような怪我であれば良いのですが、長期離脱となれば、日本代表にとってはかなり痛い状況となるでしょう。

 

 

浅野拓磨選手

 

所属するボーフムでは、主に右サイドを担当していて、ストライカーとして使われているわけではありませんが、ワントップでもプレー可能な選手です。

 

その特徴は何と言っても「スピード」です。

 

ワールドカップでは、ドイツやスペインといった強豪とグループリーグで戦う為、引いた状態になることが予想できます。

 

逆に言えば、ボールを奪った時に1トップの前に広大なスペースがあるということを意味します。

 

阿東的なスピードを持つ浅野選手であれば、押し込まれる時間が多かったとしても、カウンターから得点を奪うチャンスを作れるのです。

 

古橋選手と同じ27歳で、心身ともに充実した状態となっています。

 

 

前田大然選手

 

24歳の前田選手は、エリート街道を歩いてきたわけではありませんが、朝の選手と同じく圧倒的なスピードを持ったFWです。

 

森保監督の頭の中でも、先発として使うイメージはなく、試合終盤で投入するためにメンバーに入れておきたいと思っているはずです。

 

そういった意味では、大迫選手の代わりにレギュラーとして1トップに収まる可能性は低いですが、途中出場で1トップの位置に入りワンチャンスをものにする可能性は持っていると言えるでしょう。

 

 

上田綺世選手

 

今回挙げた4人の中では、最も大迫選手に特徴が似ているペレイヤーなのが上田選手です。

 

182㎝でジャンプ力もあるので空中戦も強く、ポストプレイもある程度できます。

 

足元のテクニックもあり、大迫選手と同じようにMFやWGと連携を取りながら崩すことも可能です。

 

大迫選手との違いは、スペースを見つけボールを呼び込むプレーが非常に上手い点です。

 

何度も動き直し常にゴールに直結する動きができるので、パスの出し手がその動きに気付き精度の高いパスを供給できれば、一瞬でゴールを奪うことができるのです。

 

24歳とまだ若く、経験は浅いですが、ポテンシャルといった意味では4人の中でも1番高いでしょう。

 

 

2トップの可能性

 

日本代表のエースとなった伊藤純也選手(ランス)は、最近所属チームで2トップの一角を務めることもあります。

 

そして、2試合連続ゴールを奪うなどFWとしての適性があることを証明しているのです。

 

また、久保建英選手も開幕から3試合連続で2トップの一角としてプレーしていて、良い動きを見せています。

 

こうしたことから、森保監督も欧州遠征でこの2人の2トップを試す可能性もあるかもしれません。

 

また、伊東選手と前述した4人の誰かと組ませるといった可能性もあるでしょう。

 

 

 

まとめ

 

今回は、「日本代表の1トップは誰が務めるのか?」という疑問」について解説してきました。

 

現時点では、有力候補だった大迫選手がコンディション不良のため序列が決まっていない状況です。

 

それぞれに違った特徴があるので、1トップが誰なのかによってもチームの戦い方が大きく変わることでしょう。

 

2トップにするのか、1トップでこの4人のうちの誰かが先発として使われるのか、欧州遠征に注目が集まります。