近年、アーティストやアイドルの脱退が日常茶飯事になってきましたよね。
数十人の大所帯アイドルであれば、他のメンバーで補えるため、グループの人気を揺るがすほどの致命傷にはなりませんが、少人数グループの場合はそうはいきません。
特にグループの中心だったメンバーが複数抜けた場合は、活動休止や解散といった選択肢が現実的だと言えます。
大人気女性コーラスグループの「Little Glee Monster(通称リトグリ)」もまた、2人の主力メンバーが2022年夏に卒業し活動が危ぶまれたグル―プでした。
しかし、彼女たちは新メンバーを加え、見事この危機を乗り越え、2023年の紅白歌合戦出場濃厚の評価を得るまで復活したのです。
この記事では、そんな「解散寸前だったリトグリが再び紅白出場濃厚となってきた要因」について解説していきたいと思います。
長らく5人で活動してきたリトグリは、ドラマ主題歌で人気となった『好きだ。』やコカ・コーラCMソング『世界はあなたに笑いかけている』、ラグビーW杯テーマソングの『ECHO』、ドラマ挿入歌で大きな話題となった『Jupiter』(カバー曲)といった人気曲を世に送り出し、紅白歌合戦4年連続出場と高い人気を誇っていました。
5人全員がソロでも勝負できる高い歌唱力を持ちながら、抜群のコーラスワークで聴く人の心を惹きつける本物のアーティストとして活動を続けていました。
しかし、芹奈、manakaがいずれも体調不良により長期の休養を余儀なくされ、その後卒業という選択をしてしまったのです。
2人は多くの楽曲でメインで歌う場面が多く、リトグリの主力でした。
そんな2人が卒業したことにより、「もうリトグリは終わったね」といった声が多く聞かれるようになったのです。
残されたかれん、MAYU、アサヒの3人は、新メンバーを加入させリトグリを継続させることを選びました。
圧倒的な歌唱力を持つmiyou、確かな歌唱力と抜群の笑顔を持つミカ、そしてスタイルも良くオーラもある結海の3人は、いずれも7000人規模のオーディションを勝ち抜いた実力者ゆえに、即戦力として順調に新生リトグリに馴染んでいきます。
しかし、芹奈、manakaのファンや5人のリトグリ時代が好きなファン(通称ガオラー)からは、しばらく批判的なコメントが多く寄せられたのです。
「これはリトグリじゃなくて違うグループ」
「5人体制の時の歌を歌って欲しくない」
「芹奈、manakaの声を探してしまう」
このように、3人の実力は認められても、なかなか新生リトグリを受け入れられないファンも多かったのです。
その証拠に、InstagramやTwitterなどのフォロワーも減っていきましたし、新曲を発表してもYouTubeでのMVで以前ほど再生回数を出せなくなっていったのです。
現在のリトグリは、前述したような危機的状況を乗り越えつつあります。
ミニアルバム『fanfare』も好評で、全国ツアーも予定しています。
それらはすべて彼女たちがこれまで通り「実力」で掴んだものとなります。
リトグリの公式YouTubeチャンネルで公開された「Little Glee Monster “アカペラ春ソングメドレー”」では、新生リトグリ初となるアカペラメドレーを披露。
日本トップクラスのボーカルとコーラスワークを披露したのです。
また、「With ensemble」とのコラボでは、『WONDER LOVER』と『Waves』を披露。
若くして「日本トップレベルの歌唱力とコーラスワーク」を披露しました。
コメント欄を見てみると、それまで目立っていたアンチコメントはなくなっていて、6人の実力を絶賛するコメントばかりになっていたのです。
まだ世の中にこの新たに完全体となったリトグリが知られているわけではありません。
しかし、確実に解散の危機からは脱したと言え、今後は第一期を超える活躍も期待できるはずです。
大抵の若手アーティストは、一度人気が低迷したらなかなか再び紅白歌合戦に呼ばれることもありませんが、リトグリはまたその舞台に戻って来る可能性が高いと考えられます。
このように、2023年に入ってからNHKの仕事がかなり多くなっているため、紅白歌合戦への再出場も現実味があると言えるでしょう。
今回は、「解散寸前だったリトグリが再び紅白出場濃厚となってきた要因」について解説してきました。
メインとなるメンバーが2人卒業し、解散直前まで追い込まれたリトグリでしたが、残った3人のメンバーが踏ん張り、実力があり魅力的な新メンバーが3人加わり、要約ファンたちにも認められました。
実力は日本の女性グループの中でダントツとも言えるので、今後ヒット曲を出すことができれば、一気に国民的アーティストになれることでしょう。