ここ数年、「○○経済圏」という言葉をよく耳にするようになりました。
この言葉を聞くだけではあまりしっかりとイメージすることができないかもしれませんが、○○に言葉を入れてみると何となく理解できるはずです。
「楽天経済圏」、「PayPay経済圏」、「ドコモ経済圏」、「au経済圏」というように、そのサービスを中心に生活をしていくことを「○○経済圏」と呼んでいるのです。
1つのサービスを生活の柱にすることで、いったいどのようなメリットを得ることができるのでしょうか?
この記事では、そんな「楽天やPayPay、ドコモ、auといった経済圏を利用するメリット」について解説していきたいと思います。
それでは、まずは「楽天経済圏」で生活をするメリットを挙げていきましょう。
楽天と言えば、「楽天市場」を筆頭に、楽天トラベルやラクマ、楽天ブックス、楽天証券、楽天銀行、楽天ペイ、楽天モバイルなどなど、実に多くのサービスを取り扱っています。
その各サービスを利用することで、「楽天ポイント」を貯めることができるのです。
ショッピングや旅行、エンタメ、マネーサービス、ビジネス、ソーシャルサービス、暮らしや情報といったように、あらゆるジャンルのサービスを網羅しているので、非常にポイントを貯めやすいというメリットがあります。
楽天グループの各サービスのアプリを利用しながら、楽天カードで支払いをすることで、ポイントの還元率も高くなっていくわけです。
2021年は「改悪」と言われるほどその還元率などの減少が発表されてしまいました(2022年4月から還元率が下がるものもあり)が、それでもまだまだポイントが貯めやすい環境であると言えるでしょう。
基本的には「楽天カードの発行」と「楽天銀行の口座開設」をすればその恩恵を受けられるようになるので、気軽に楽天経済圏での生活をスタートさせることが可能なのです。
次に、PayPay経済圏のメリットを挙げてみましょう。
PayPay経済圏は、ソフトバンクグループが提供しているサービスを利用することで、PayPayボーナスやTポイントが貯められるのです。
「PayPay」という言葉自体があまり聞きなれないので、それほど多くのサービスがあるように思えませんが、実は数多くのサービスを行っています。
クレジットカードの「Yahoo!Japanカード」や、銀行の「ジャンネット銀行」、証券会社の「One Tap BUY」、保険の「Yahoo!Japan保険」、FXや外国為替の「YJFX!」、資産運用の「Yjam」など実に様々です。
2022年の秋以降には、これらのサービスがすべて「PayPay○○」という名称に順次変更されていく予定なので、楽天グループのようにわかりやすくなっていくはずです。
PayPayボーナスの他にTポイントとも連携しているというのも、意外と大きなメリットだと言えます。
ドラッグストアのウエルシアなどは、毎月20日に1.5倍でポイントを利用できるので、かなり生活にお得な影響をもたらしてくれます。
ドコモに関しても、同じように複数のサービスがあるので、「dポイント」を貯めることが可能です。
dポイントが貯められる店舗やサービスは、携帯電話のドコモキャリアだけでなく、ドコモ光やdTV、dショッピング、メルカリ、吉野家やケンタッキー、コンビニ、ドラッグストア、レストランなど実に多数存在します。
インフラ系が他の経済圏よりも弱いというデメリットはありますが、元々ドコモキャリアを使っている人であればかなりお得にポイントを貯めることができるはずです。
au経済圏は、ドコモ経済圏と同じようにauのスマホを利用している人はぜひ活用したい経済圏であると言えます。
モバイル系であれば「au」や「UQモバイル」「povo」などが該当しますし、ネット回線のauひかりやクレジットカードのauPAYカード、銀行のauじぶん銀行、証券会社のauカブコム証券、ネット通販ではau PAYマーケットといったように、多くのサービスでポイントを貯めることが可能です。
Pontaポイントは、コンビニ(ローソン)やレストラン、ガソリンスタンドなどでも貯められるので、通常の生活でもポイントが貯めやすいと言えるでしょう。
今回は、「楽天やPayPay、ドコモ、auといった経済圏を利用するメリット」について解説してきました。
現代では、10代の若者から高齢者まで当たり前にスマホを持っているかと思いますし、普段の買い物やサービスでもポイントを貯められる店舗やサイトなどを利用していることがほとんどだと思います。
経済圏を1つに絞ることでかなり大きなポイントを短期間で貯めることも可能なのです。
「ポイントを貯めるなんてめんどくさい」という人も多かったりしますが、ぜひこの機会に1つの経済圏に絞ってポイントを貯めてみてはいかがでしょうか?