ワールドカップで日本代表がドイツとスペインから勝ち点を奪うためには何が必要?

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6月の強化試合が続いているサッカー日本代表ですが、ワールドカップ本番が直実に迫ってきている現段階でどの程度の戦力だと言えるでしょうか?

 

欧州でプレーする選手が確実に増え、戦力としてはかなり期待できますが、ワールドカップではドイツとスペインという優勝候補の2チームと同グループということもあり、余程チーム力を上げなければ勝ち点を奪うことはできないでしょう。

 

フォーメーションは「4-2-3-1」が基本となっていますが、オプションとなるフォーメーションは必要なのか?

 

また、起用するメンバーは今現在多く出場しているプレイヤーが中心で良いのかなど、まだまだやらなければならないことは多いと言えます。

 

この記事では、そんな「ワールドカップで日本代表がドイツとスペインから勝ち点を奪うためには何が必要なのか?」という疑問について解説していきたいと思います。

 

 

 

オプションとなるフォーメーションは?

 

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2022年6月の段階では、フォーメーションは「4-2-3-1」が基本となっており、今後もこのフォーメーションを成熟させていくことが濃厚だと言えます。

 

しかし、ドイツとスペインという優勝候補の2チームが同じグループにいる今回のワールドカップでは、最低でも1つは違うフォーメーションを用意しておく必要があると言えるでしょう。

 

現実的に考えれば、最終予選のオーストラリア戦の時のように遠藤航選手、守田英正選手、田中碧選手のスリーボランチを組み、前3人を残す守備的な「4-3-3(4-5-1とも言える)」フォーメーションもファーストチョイスになりえるのではないでしょうか。

 

伊東純也選手と三苫薫選手という「ザ・ウインガー」という武器を持つ日本だけに、「4-4-2」などは合わないでしょうし、今から3バックをオプションとして成熟させるのは時間的に難しいはずです。

 

そう考えれば、やはり過去にハマったスリーボランチの配置をオプションの1つとして成熟させておきたいところでしょう。

 

 

南野拓実選手の使い方

 

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参照: https://number.bunshun.jp/articles/-/853530

 

日本代表においてトップクラスのネームバリューを持っているのが南野拓実選手です。

 

チャンピオンズリーグでは惜しくも準優勝となりましたが、あのリヴァプールのメンバーとして公式戦年間10得点を挙げているので、本来であれば南野選手を中心にチームを作っても良いほどです。

 

しかし、実際には左サイドのレギュラーとして試合に出場しているものの、2021年は9試合で4得点、2022年は5試合で1得点と期待されているほどの結果が出せていないというのが現状です。

 

ブラジル戦でも、守備をする時間が多く相手のエリアでボールを持つチャンスも多くはありませんでしたが、それ以上にサイドでボールを持った南野選手に怖さがないという点が気になります。

 

南野選手が日本代表で輝くためには、2トップの一角やトップ下などがベストだと言えますが、前述したように現在の日本代表のフォーメーションにはそういったポジションが存在しないのです。

 

正直なところ、現在のフォーメーションで戦うならば三苫選手を左サイドに置いた方が明らかにチーム力は上がるでしょう。

 

かといって、南野選手ほどのプレイヤーをベンチに置いておくのは非常にもったいないですよね。

 

ファンの間では「南野選手をワントップで使ってほしい」という声も多かったりします。

 

南野選手をどこで起用するかによって、かなり戦い方も変わってくることでしょう。

 

 

ドイツとスペインから勝ち点を奪うために必要なこと

 

フォーメーションや南野選手の起用法など、本大会までに決めておかなければならないことも多いですが、何よりも重要なのは「いかにしてドイツとスペインから勝ち点を奪うのか」ということでしょう。

 

正直なところ、ドイツとスペインという国が同グループにいるというだけでも絶望的ですが、何よりもその試合順が最悪であると言えます。

 

前回大会で初戦を落としたドイツは、「今大会は絶対に同じ失敗はしない」と初戦から意気込んでくるでしょうし、3戦目のスペイン戦は「勝ち点3が必要な日本と引き分けでもOKなスペイン」という構図になる可能性が高く、スペインの圧倒的なパスワークでいなされて終わるという可能性が非常に高いのです。

 

もしもこの組み合わせが逆で、初戦がスペイン、3戦目がドイツであればまだ可能性があるのですが、この2戦で勝ち点1も取れない可能性が極めて高いと言えます。

 

そんな2戦で勝ち点を奪うためには、「明確な意思で戦う」ということです。

 

おそらく、「これまで培ったものを全力で出そう」という戦い方では、100%に近い確率で勝ち点を奪えずに終わるでしょう。

 

例えば2010年南アフリカワールドカップでの徹底した守備戦術のように、チーム全体が明確な意思で戦うことができれば、勝ち点を奪える可能性は若干上がるはずです。

 

その戦い方が2010年と同じような守備的なものなのか、それとも前半からハイプレスを行う戦い方なのか、はたまた足の速いワントップと右の伊東純也選手と左の三苫薫選手という飛び道具という戦い方なのかはわかりませんが、極端な戦い方が最も可能性があるはずです。

 

 

まとめ

 

今回は、「ワールドカップで日本代表がドイツとスペインから勝ち点を奪うためには何が必要なのか?」という疑問について解説してきました。

 

オプションとなるフォーメーションや南野選手の起用法など、これから詰めていかなければならないことは多いですが、ありきたりな強化では決してドイツとスペインから勝ち点を奪うことはできないでしょう。

 

森保監督には、「この戦い方で行く」という明確な戦い方を掲げてもらいたいものです。

 

 

 

 

 

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