アメリカを代表するスポーツの1つであるNBAは、これまでに多くのスーパースターを排出してきました。
マジック・ジョンソンにラリー・バード、バスケットの神様マイケル・ジョーダン、コービー・ブライアント、シャキール・オニール、アレン・アイバーソン、ティム・ダンカンなど、挙げればきりがないほどのスターが活躍してきました。
そして、2010年代でスターの座を獲得し、現代NBAのレジェンドとなった選手たちは現在もプレーを続けています。
しかし、彼らの年齢も30代半ばに差し掛かり、1つの時代が終わりに近づいているのも確かです。
この記事では、そんな「NBAを彩るスターたちと次世代のスター候補」について解説していきたいと思います。
どんなスポーツにも言えることですが、スーパースターは同じような年代に固まる傾向にあります。
いわゆる「黄金世代」というものです。
NBAも例外なくスーパースターが固まっている世代があり、それが今の30代半ばの年齢の選手たちなのです。
それでは、具体的に1人ずつ挙げていきましょう。
ロサンゼルス・レイカーズに所属するレブロン・ジェームズ選手は1984年生まれの37歳です。
すべてのスポーツを含めた長者番付でついに世界ナンバーワン(約163億円)となったレブロン・ジェームズ選手は、「キング・ジェームズ」と呼ばれています。
Instagramのフォロワーは1億人を超え、圧倒的なカリスマ性を誇りますが、何よりもそのプレーの凄さが際立っています。
「NBA史上最高の選手は誰か?」という議論でしばしばマイケルジョーダンと比較対象として挙げられるほどです。
過去4回のNBAシーズンMVPと1度の得点王、1度のアシスト王に輝いていて、NBA史上唯一「30,000得点、10,000リバウンド、10,000アシスト」を記録しています。
ゴールデンステート・ウォリアーズに所属するステフィン・カリー選手は、1988年生まれの34歳です。
世界のスポーツ選手長者番付で6位(約111億円)になるなど、世界的なスーパースターとなっています。
ステフィン・カリーは「バスケットというスポーツを変えた選手」と言われています。
それまで派手なダンクシュートやダブルクラッチなどゴール付近のプレーが花形でしたが、「3Pシュート」をオフェンスの花形プレーに押し上げ、NBAのオフェンスに革命を起こしたのです。
過去に2回の得点王、2回のシーズンMVPを獲得しています。
ブルックリン・ネッツに所属するケビン・デュラント選手は、1988年生まれの33歳です。
世界のスポーツ選手長者番付で7位(約110億円)になるなど、カリー選手と同世代のスーパースターです。
サイズも208㎝と大きく、パワーも十分であるため派手なダンクなども得意ですが、シュートも非常に正確で、シュートレンジもかなり広いという特徴もあります。
スピードも非常に早く、弱点が見当たらないパーフェクトに近い選手なのです。
過去42回の得点王、1回のシーズンMVPを獲得しています。
NBA史上最高のスコアラーとも言われています。
フィラデルフィア・76ersに所属するジェームズ・ハーデン選手は、1989年生まれの32歳です。
カリー選手やデュラント選手たちと同世代であり、世界のスポーツ選手長者番付で9位(約98億円)になるなど、NBAのスーパースターとして長年君臨しています。
NBAの得点王(3回)とアシスト王(1回)、MVP(1回)という輝かしい成績を残しています。
ひげをたくわえた個性的な風貌もさることながら、ユーロステップやステップバックを使った3Pシュートは圧巻の一言です。
ここまで挙げた4人のスーパースターは、すでに30代半ば(レブロン・ジェームズ選手は30代後半)に差し掛かっていて、選手としてのトップフォームはあと数年でしょう。
あと3年もすれば、得点王やアシスト王、MVP争いとは無縁な状態になっているはずです。
この世代のスーパースターたちが主役を降りた時、次の主役となる選手たちが出てこなければNBAは衰退していってしまいます。
それでは、NBAの次世代の顔となる選手は誰なのでしょうか?
現時点(2022年7月現在)考えられる選手としては、以下の選手たちが挙げられます。
これらの選手たちは、すでにNBAでもトップクラスの実力を持っていて、今後スーパースターとして活躍していくはずです。
今回は、「NBAを彩るスターたちと次世代のスター候補」について解説してきました。
レブロン・ジェームズ選手やステフィン・カリー選手、ケビン・デュラント選手、ジェームズ・ハーデン選手といったスーパースターが30代半ばになっている現状からすると、そろそろ世代交代の波がやってきてもおかしくありません。
次世代のスター候補の中から誰が次世代の顔になるのでしょうか?
今後も世界のバスケットボールファンを魅了するNBAに注目していきましょう。