参照: https://youtu.be/BS5YyieaXgc
令和を代表するアーティストとなった「YOASOBI」ですが、その新たな試みが大きな話題を呼んでいます。
2021年7月2日に「夜に駆ける」の英語バージョン「into the night」を配信したのです。
「なんだ、ただ日本のアーティストが英語バージョンの曲を出しただけか」と思う人もいるかもしれません。
しかし、その曲を実際に聴いてみるとそのイメージは完全に覆るはずです。
「あれ?英語?日本語混ざってない?というか発音良すぎじゃない?」
というように、まさに驚きの連続を味わうことができるのです。
その後も7月16日に「三原色」の英語バージョン「RBG」を配信、7月30日には「怪物」の英語バージョン「Monster」と次々に英語曲を配信しています。
この記事では、そんな「YOASOBIの英語曲の魅力と驚くべき仕掛け」について解説していきたいと思います。
参照: https://youtu.be/Eoe5IZHbarQ
「into the night」や「RBG」、「Monster」と短期間で3曲の英語曲を配信したYOASOBIですが、なぜこれほど大きな話題となり、魅力的に聴こえるのでしょうか?
その理由は、複数存在します。
参照: https://youtu.be/b3K61cQ8_fg
例えば7月2日に配信した「into the night」の出だし部分ですが、日本語では「沈むように」ですよね。
これが英語バージョンになると、「Seize a move you're on me」となり、歌い方も若干似せていることで「あれ?英語と日本語どっち?」と錯覚してしまうのです。
また、サビの「騒がしい日々に」の部分も、「Saw what got seen hid beneath」となっており、日本語にしか聞こえない英語詞になっています。
その他にも多々そういった箇所があり、英語詞なのに日本語の「夜に駆ける」を聴いている感覚を味わえるのです。
「RBG」、「Monster」にもそういった部分が非常に多く、明らかに「狙って制作されている」ということが分かります。
「英語の曲なのに日本語の曲に聴こえる」という驚きが落ち着くと(驚きすぎて落ち着くまでに何回も聴いてしまう人が続出しているが)、次にやってくる感情は「ikuraさんの発音めっちゃ良くない?」という驚きです。
一般的なアーティストが英語の曲を歌うと、「まぁ日本人が英語で歌っている感がどうしてもあるよね」と思ってしまいがちですが、この3曲についてはそんな感情は一切湧いてきません。
それどころか、あまりに自然に「英語曲」として聴けてしまうので、ikuraさんの英語の上手さにすら気が付きません。
何回か聴いて初めて「ikuraさんの英語めっちゃ上手くない?」と気が付くわけです。
それもそのはず、YOASOBIのボーカルを務めるikuraさんは、3歳までアメリカのシカゴに住んでいたことがあるのです。
「いやいや、3歳までじゃあんまり英語を喋ってたわけじゃないでしょ」と思うかもしれませんが、英語は3歳までに触れておくとかなり有利と言われているので、その分他の日本人よりも英語を流暢に喋れる確率は高くなります。
更には、何に対しても真面目に取り組む性格であるikuraさんは、勉強熱心であることも容易に想像できるため、英語の勉強も積極的に取り組んでいたことが予想できます。
そういったikuraさんの「英語力の高さ」によって、より魅力的な英語曲として我々の耳に届いているのです。
7月が終わった段階で、YOASOBIの英語曲はこの3曲のみの配信ですが、今後増えていく可能性はかなり高いはずです。
「あの夢をなぞって」や「たぶん」「群青」「アンコール」「ハルジオン」など、英語曲にしても魅力的に聴こえるであろう曲は非常に多いと言えます。
今回の3曲でファンからの要望はかなり強くなっていくことが予想されているので、定期的に配信されるのではないでしょうか。
2021年7月31日現在でのYouTube視聴回数は、「into the night」が571万回(楽曲のテーマが不適切コンテンツと判断され途中で配信停止中)「RBG」が1,000万回以上、「Monster」がたった1日で76万回とかなり大きな注目を集めています。
今回は、「YOASOBIの英語曲の魅力と驚くべき仕掛け」について解説してきました。
もしもまだ聴いていないという人は、ボーカルikuraさんの流暢な英語の発音や歌い方、英語曲なのに日本語に聞こえる部分もあるという魅力あふれる「into the night」や「RBG」、「Monster」をぜひ聴いてみましょう。
8月1日には「TOKYO FM」のレターソングプロジェクトの新曲がお披露目されますし、まだまだYOASOBIの勢いは今後も続いていきそうな予感がします。
今後もYOASOBIから目が離せませんね。