カタールワールドカップまで約2ヶ月!日本代表候補たちの現在の調子は?

 

世界最大のスポーツの祭典である「ワールドカップ」の開幕まで残り約2ヶ月となりました。

 

各国のリーグ戦もその影響により9月、10月は過密日程となっており、ローテーションを組んで戦うことになります。

 

そんなワールドカップに向けた日本代表メンバーの選考も気になるところですよね。

 

日本代表候補たちは、今現在各クラブでどのような状況に入るのでしょうか?

 

はたして全メンバー調子の良い状態でワールドカップを迎えることができるのでしょうか?

 

この記事では、そんな「カタールワールドカップ日本代表候補たちの現在の調子」について解説していきたいと思います。

 

 

 

調子を上げている日本代表候補

 

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ヨーロッパでは2022—2023シーズンの開幕から1ヶ月が過ぎ、チーム編成に成功し開幕ダッシュに成功したクラブもあれば、主力選手の移籍やチーム編成に失敗し開幕から躓いてしまったチームもあります。

 

多くの日本代表候補たちがヨーロッパでプレーしていますが、各選手の調子はどのような状況なのでしょうか?

 

まずは「調子を上げているメンバー」を挙げていきましょう。

 

 

久保建英(レアルソシエダ)

 

なんといっても今シーズンのサプライズは日本の至宝である久保建英選手のプチ覚醒でしょう。

 

ここ数年はレンタル移籍を繰り返しており、なかなか結果が出せていませんでしたが、今夏にラ・リーガの強豪であるレアルソシエダに完全移籍を果たしました。

 

強豪クラブということで、当初は「1年目はダビド・シルバのローテーション要員でたまに試合に出れればOKでしょう」といった雰囲気でしたが、ふたを開けてみればバリバリのレギュラーとして試合に出場し、開幕戦で決勝ゴールを奪うなど活躍しています。

 

完全な覚醒とまではいきませんが、高いレベルで日々練習をこなし、多くの出場機会が得られている現状は、かなり良い状態であると言えるでしょう。

 

これまではワールドカップメンバーの当落線上の選手といった立ち位置でしたが、一気にスタメン候補に序列を上げていると言えるでしょう。

 

 

堂安律(フライブルク)

 

久保選手と同じように好調なスタートを切ったのが堂安選手です。

 

PSVからフライブルクへ移籍した最初のシーズンですが、すでにレギュラーを確保していて、ここまで公式戦4ゴールを挙げています。

 

そのスピードやテクニックはもちろんですが、「その小さい体のどこにそんなパワーがあるの?」と思うほど当たりも強く、中盤で何度もボールを奪い攻撃を仕掛けています。

 

なんと6試合を終えた時点でブンデスリーガ10連覇中のバイエルンミュンヘンよりも上の順位(2位)となっています。

 

日本代表では控え選手となっていますが、久保選手と同様にスタメンでも十分なレベルの選手であると言えるでしょう。

 

 

鎌田大地(フランクフルト)

 

実力がありながらも日本代表では出番が少ない鎌田選手も、絶好調な選手の1人です。

 

MFながらここまで公式戦5ゴールと最高のスタートを切っています。

 

攻撃的MFとしてだけでなく、ボランチとしてもプレーできるため、ワールドカップメンバーに選出されるのは間違いないでしょう。

 

この調子を維持できれば、スタメンとしてワールドカップのピッチに立つ可能性もあるはずです。

 

 

調子を落としている日本代表候補

 

前述した3人は、特に調子を上げているメンバーですが、その逆に「調子を落としているメンバー」もいます。

 

かなり人数が多いので、正直日本代表のワールドカップ本番が不安になってしまいます。

 

 

板倉滉(ボルシアMG)

 

日本代表のDF陣で最も成長し、最も期待できる選手であった板倉選手ですが、練習中に左膝内側側副靭帯の部分断裂で長期離脱となってしまいました。

 

開幕からボルシアMGのCBのレギュラーとして出場し、毎試合ハイパフォーマンスをみせていましたが、ワールドカップまで約2ヶ月のこのタイミングで離脱することとなりました。

 

日本サッカー史上最高のDFと称される冨安選手とCBでコンビを組む可能性も高かったため、日本代表にとってはあまりにも痛い離脱となりました。

 

手術は回避し保存療法を進めるので、もしかしたらワールドカップ直前で復帰できる可能性はありますが、それでも万全の状況では参加することはできないでしょう。

 

 

浅野拓磨(ボーフム)

 

日本代表の飛び道具でもある浅野選手も、板倉選手とほぼ同時期に右膝の内側靭帯を断裂し長期離脱しています。

 

浅野選手も手術は行わず、保存療法を進めています。

 

復帰までは数週間と発表されていることから、まだワールドカップメンバー選出の可能性は残されていると言えるでしょう。

 

ただし、スピードが武器の選手が膝を痛めるというのは、プレーにも大きな影響が出るはずです。

 

 

吉田麻也(シャルケ)

 

今シーズンからブンデスリーガのシャルケへ移籍した吉田麻也選手。

 

開幕からCBのレギュラーとしてプレーしていますが、年齢による衰えが顕著で、プレーレベルがかなり落ちています。

 

8月27日にはウニオン・ベルリンに1-6の大敗を喫し、戦犯扱いを受けてしまったこともあります。

 

板倉選手の負傷によってワールドカップをレギュラーで戦う可能性は高いですが、今のままではかなりの不安要素となってしまうでしょう。

 

 

まとめ

 

今回は、「カタールワールドカップ日本代表候補たちの現在の調子」について解説してきました。

 

ここで挙げた以外にも、大迫選手や酒井宏樹選手も怪我がちでコンディションが上がっておらず不安視されています。

 

古橋選手は、リーグ戦で肩を痛めたものの、そこまで重症ではないことから今後調子を上げていってくれるかもしれません。

 

残り2ヶ月でどういった選手が調子を上げてきてくれるのか、注目しましょう。