最近注目を集めているシェアハウス。シェアハウスならお得に住むことができて、憧れの都心でも安く済みます。しかし、その反面、他人と住むことの苦労やトラブルもあり、多くの注意が必要です。ここでは、シェアハウスを選ぶ際の注意点をお話しします。
シェアハウスをする場合、一緒に住む相手選びがとても大切です。
相手のことを良く知っていて、信頼関係があり、気を遣わなくて良い関係が理想的でしょう。
お互いの職場が近いなどといった条件も合っているとなお良いですね。
出来るだけ自分と生活パターンや価値観が同じ人を選ぶと、トラブルも少なく済むかもしれません。
あまりないと思いますが、シェアハウスはできるだけ同性のルームメイトを選びましょう。
異性が同じ家にいると、女性特有の事柄に神経質にならなくてはいけなくなります。
例えば、下着の洗濯や入浴時の着替えなど、気を付けなくてはいけないことが増えて、ストレスを抱えてしまう要因になります。
確かに家に男性が一人いれば安心感はありますが、やはり一緒に長く住むということを考えて同性のルームメイトを選ぶのが無難でしょう。
男性の場合にも、同じことが言えるのではないでしょうか。
いくらルームメイトと仲が良くても、プライバシーの確保はとても大切です。
個人の部屋には勝手に入らないことを、ルームメイト間で初めに約束しておきましょう。
プライバシーを確保するために、日々の生活をイメージして間取りを見るようにすると、分かりやすいかと思います。
例えば、部屋を通って隣の部屋やベランダに行くような間取りの物件は避けたいですね。各部屋のプライバシーが保たれるような間取りを選びましょう。
ルームシェア最大のメリットは家賃が安く済むことです。
「みんなで分割するから家賃の高い物件に!」と考えてしまっては本末転倒です。
家賃は、シェアハウスするルームメイト全員の負担になるものですから、そこは妥協せずになるべく家賃の安い物件を探してみましょう。
しかし、ルームメイトの要望や条件が揃わない物件では、後々トラブルになりかねません。
皆の要望ができるだけ叶う範囲の物件で、安い物件を探すようにしましょう。
ルームメイトの人数が増える程、要望や条件は増えるでしょう。
その全てが叶う物件は、「ない」といっても過言ではありません。
物件探しがストレスにならないように、要望は最小限に抑えることが円滑に物件探しをするコツと言えるでしょう。無くても困らない、何かで代用できるというものは、妥協しましょう。
ただし、自分がどうしても譲れないという部分は、きちんとルームメイトに話しましょう。物件探しの際に発言しておかないと、後出しではトラブルになってしまいます。
ルームメイトとの条件のすり合わせは、とても大変です。
例えば、新しい物件がいい、駅近がいい、キッチンは広い方がいい、トイレとお風呂は別がいいなど、新生活を始めるとなると理想が尽きないですよね。
そこで、ルームメイトとのすり合わせでは、自分の要望を細かく紙に書き出して提示しましょう。その紙を見ながら、ここは妥協出来ないか?という話合いを行います。
お話程度ですり合わせを済ませてしまうと、後から言った言わないのトラブルになり、シェアハウスどころではなくなってしまいます。
紙に書き出し、相手の要望を理解すること、また自分の要望の再確認をすることで、きちんと適切な物件について議論していくことが大切なのです。
面倒と思うかもしれませんが、このすり合わせに真剣に向き合わないということは、シェアハウスをしていても、雑な部分が出てくるかもしれません。その時点で、その人とのシェアハウスを諦めるというのもアリかもしれません。
ルームメイトの言っていることがバラバラだと、不動産会社に行っても「皆さんで話し合ってからいらして下さい。」と帰らされてしまう場合もあります。
物件を探す前に、ルームメイト全員で足並みを揃えておきましょう!
今はスマホ1つで物件が契約出来る時代です。
不動産会社のサイトを見れば、家賃から間取りまで詳しく説明してあり、写真も掲載されています。
しかし、サイトの情報を鵜吞みにして決めてしまうと、実際に入居した時に「思っていたのと違う!」ということもあるので、注意が必要です。
かといって、膨大にある物件を全て見る訳にはいきませんよね。
まず、ルームメイトで話合って出した条件にヒットする物件を、サイトでいくつか抽出しましょう。そして、絞り出した複数の物件を全員で見ながら、一人ひとりの意見を聞いていきます。
意見や感想を聞いた中で、皆が納得できそうな物件のみ内覧を申し込みましょう。
納得のいく条件の物件をいくつか内覧し、ルームメイトで話合ってから物件の最終決定をするようにしましょう。
内覧にいくと、「他にもここに住みたい人がいる。」「もうすぐ決まってしまうかもしれない。」などと不動産会社の方に言われるかもしれませんが、焦って勝手に決めてしまうことのないようにしましょう。
シェアハウスには費用が安く済んだり、話相手がいつも近くにいたりとメリットも多いですが、その分トラブルなども多い事を肝に銘じておきたいですね。
大切な友人との関係がいつまでも続くように、お互いが納得し充実した日々が過ごせるよう、「親しき中にも礼儀あり」の精神でシェアハウスしましょう!