会社員でもフリーランスでも、「自分のパフォーマンスを最大限に発揮する」ことは、成果を出し続ける為に必要不可欠と言えます。
しかし、実際に働いている時間のすべてがハイパフォーマンスかというと、どうしても集中力が落ちてしまったり、何かの誘惑に負けてサボってしまう時間帯が出てきてしまうものです。
「ロボットじゃなく人間だから仕方がない」と思う人も多いかもしれませんが、やはり人よりも優れた成果を出し続ける為には、人と同じような仕事のスタンスではいけないのです。
そのために重要なのは、「自分が集中できるリズムを見極め、行動をルーティーン化する」ということ。
この記事では、そんな「仕事に集中できるリズムを見極めルーティーン化することの重要性」について解説していきたいと思います。
この記事でわかること
人間の集中力は、「15分周期」と言われているように、どんな人でも長時間集中し続けることは不可能です。
小学校の授業が45分、大学の授業が90分に設定されているのは、そんな集中力が保てる「15分周期」を元にしているのです。
しかし、誰もが全く同じ時間だけ集中できるのではなく、15分で集中力が切れてしまう人もいれば、30分休まなくても集中力を保てる人もいます。
日々の仕事の中で、自分がどの程度の時間集中できるのかを意識的に計ってみると良いでしょう。
また、一日の中でも「朝は集中できるけど夜はあまり集中できない」「朝、昼は集中時間が短いが、夜は長い時間集中できる」という違いもあるので、そういったところも意識して計ってみるとより正確な「自分の集中時間」が把握できるでしょう。
そして、現代はスマホアプリやSNS、YouTube、テレビ、ゲームといったような「誘惑」が非常に多い時代なので、どうしてもサボってしまいたくなるものです。
この「サボりたい」という欲求は、「0」にすることはできませんが、その欲求をマネジメントすることは可能です。
例えば、「作業場にスマホを持っていかない」「テレビやゲームを置かない」というように、物理的な距離を離すだけでも効果的ですし、「サボる時間をあらかじめ決めておく」という方法もおすすめです。
このように、自分の集中力の持続時間や集中できる時間帯、サボりたい欲求のマネジメントをしておくだけでも、仕事の成果に変化が現れるはずです。
仕事でもプライベートでも、「悩むこと」ってありますよね。
人生は選択の連続ですから、悩みがあって当然です。
過去の経験や自分が持っている知識、外部からの情報などから自分なりの最善な答えを導き出すわけですが、「答えが出せない」こともあるはずです。
しかし、そのような「悩む時間」が多かったり、「悩む回数」が多かったりすると、それだけで成果を出すことに悪影響を及ぼしてしまいます。
悩まずにすぐ結論を出してしまうのは失敗を招きますが、悩みすぎも時間を無駄にし成果を上げられない要因となってしまうのです。
自分の集中時間を見極めて理解したら、その集中できる時間帯にプライオリティの高い作業を持ってくるのです。
休憩時間や、サボり時間もおよそ決めておくと、更に精度の高いルーティーン化ができるでしょう。
このようにして、「日中の仕事」、「家に帰ってからの仕事」、「休みの日の仕事」というように、そのブロックごとにルーティーン化していきます。
一つだけ注意点があるとすれば、「ルーティーンをガチガチに固めない」ということ。
「プライオリティの高い作業」「プライオリティの低い作業」「休憩時間」「サボり時間」などの間に「隙間時間」を設けておくと、イレギュラーがあった際も大きくルーティーンが崩れることはなく、継続して高い成果を上げ続けることができるはずです。
朝起きて無意識に顔を洗い、朝食を食べ、歯磨きをして着替えるようにルーティーン化をすることができれば、悩む時間を極力排除して最短距離で成果を出すことができるのです。
今回は、「仕事に集中できるリズムを見極めルーティーン化することの重要性」について解説してきました。
集中力やサボりたいという欲求、そして悩みといったものは、仕事で成果を出すために非常に重要なポイントです。
こういったポイントを、しっかりとマネジメントしながらルーティーン化することで、「できる人間」となれるのです。
ぜひ今日からでも、少しずつルーティーン化を進めてみてはいかがでしょうか?