参照: https://youtu.be/INkxx4ZGMKc
2021年現在、「世界で一番観客を湧かせているベースボールプレイヤーは?」と世界中のベースボールファンに聞いたとしたならば、間違いなくトップになるであろう日本人選手が存在します。
その選手の名は、「大谷翔平」
日本のプロ野球ファンはもちろんデビューから大注目していますが、普段あまり野球を見ないという人でも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
そんな大谷翔平選手が、メジャーリーグの2021年シーズンで大爆発しているのです。
投手として躍動しながらもホームランランキングを独走している(2021年7月5日現在)その規格外の活躍はまさに「覚醒」と呼ぶにふさわしいでしょう
大谷翔平選手はいったいなぜこれほど覚醒できたのでしょうか?
その答えは「フォームの変化」と「最新トレーニング機器」にあるようです。
この記事では、そんな「大谷翔平選手はなぜ覚醒したのか?」という疑問について解説していきたいと思います。
それでは、まず大谷翔平選手がいかに凄い成績(2021年7月5日現在)を残しているかをプロフィールと併せて挙げてみましょう。
名前 | 大谷翔平 |
---|---|
年齢 | 27歳 |
身長・体重 | 193㎝・95㎏ |
投打 | 右投左打 |
「打者成績」
「投手成績」
いかがでしょうか?
まず「打者と投手」の成績がある時点で極めて異例なのですが、どちらも優れた成績(特に打者としての成績)を残していることで大きな話題となっているのです。
特に連日ニュースとなっているのがホームランの多さで、まだシーズンの半分程度であるにもかかわらず「31本」ものホームランを放っています。
この「本塁打31本」という数字は、メジャーリーグにおける日本人最多本塁打を記録した松井秀喜さんに並ぶ快挙であるのですが、前記した通りまだシーズンが半分程度(オールスター前)という想像を絶する数字を残しているのです。
「絶対に不可能」と言われていた「メジャーリーグで日本人がホームラン王」という夢がもしかしたら現実のものとなる可能性すら出てきました。
そして何より凄いのは、その数字を投手をやりながら残している点と、盗塁など足の速さでも活躍しているということです。
いったいなぜ大谷翔平選手はこれほどまで異次元の成績を出すことが出来るのでしょうか?
ここからはその疑問について解説していきましょう。
恵まれた体格と身体能力、そして二刀流を推進してくれた日本ハムファイターズ時代の恩師である栗山監督の存在も大きいはずですが、今回の大活躍はそれだけが要因ではなかったのです。
その大きな要因となったのが、「最新トレーニング機器を使用したフォームの変化」です。
大谷翔平選手は、たびたび腕やバットにあらゆるデータが取れる「ブラストモーション」というセンサー機器を装着しながらフォーム改善を行っています。
「スイングスピード」や「バットの軌道」といったデータを細かく分析し、自身の感覚と擦り合わせていったのです。
特に今シーズンは長打力を身に付けるために完全な「アッパースイング」へとフォームを変えていますが、練習をしながらこのブラストモーションをフル活用して最適なアッパースイングを探り当てていたのです。
「バレルゾーン」というものをご存じでしょうか?
バレルゾーンとは、「最も長打になりやすい打球速度と打球角度を組み合わせたゾーン」のことです。
このゾーン外で打った打球がホームランになる確率はわずか3%であるのに対して、バレルゾーンで打った打球は52%のホームラン率となります。
大谷翔平選手はこのバレルゾーンを意識したフォーム改革と筋力トレーニングを行っていたのです。
こういった最新のトレーニング機器によるフォームの変化や筋力トレーニングの他にも、エンゼルスの「ジョー・マドン監督」が二刀流を容認しイニング数や打席数を制限する「ショウヘイルール」を撤廃してくれたことも大きな要因と言えます。
今シーズンの大谷翔平選手の覚醒によって、それまで二刀流を反対していたファンや元プロ野球選手たちも認めるしかない状況となったのです。
今回は、「大谷翔平選手はなぜ覚醒したのか?」という疑問について解説してきました。
最早今シーズンのメジャーMVPに一番近い男と言っても良い大谷翔平選手の覚醒は、これらの要因がすべてうまく噛みあった結果であると言えるでしょう。
一体どこまで記録を伸ばしていくのでしょうか?
その「生ける伝説」をリアルタイムで観ることが出来る環境に感謝しながら、これからも注目していきましょう。