サッカーオリンピック代表の久保建英選手が大活躍をしています。
🎌勝利!🇿🇦
久保建英が決勝点! 日本、南アフリカの堅守に苦しむも東京五輪白星発進!https://t.co/aXWrnhCAMa
🗣️編集部より
「U-24日本代表は南アフリカの堅い守備ブロックに苦しみますが、71分の久保建英のゴールで初戦を勝利で飾りました!次節は25日午後8時からメキシコと対戦します!」 pic.twitter.com/sg03mYP1CT— サッカーキング (@SoccerKingJP) July 22, 2021
東京オリンピックのグループステージが行われていますが、日本の久保建英選手の活躍によって2連勝を飾っています。
この2連勝でグループステージ突破の可能性はかなり高くなり、サッカーファンのみならず多くの日本国民が、「いよいよメダルが取れるのか?」という期待が膨らませています。
2試合連続ゴール中の久保建英選手はまさにこのチームのエースであり、若干20歳ながらスペインで活躍する日本の宝とも言える存在です。
そんな久保建英選手は、世界最高のチームと呼ばれるあの「レアルマドリード」に所属しているわけですが、ここ2シーズンは武者修行を兼ねて同じスペイン内のチームへとレンタル移籍を繰り返しています。
世界最高のチームだけに、レンタル移籍からレアルのトップチームに戻れずに結局他のチームに移籍する選手も少なくありません。
しかし、東京オリンピックで覚醒した久保選手であれば、レアルのトップチームへの帰還もあり得ると言えるでしょう。
この記事では、そんな「東京オリンピックで活躍する久保建英選手の覚醒」と「レアルマドリードで活躍できるのか?」という疑問について解説していきたいと思います。
10年以上も世界最高の選手と呼ばれるあの「リオネル・メッシ選手」も所属していたFCバルセロナの下部組織「ラ・マシア」に所属し、一旦日本に帰国してJリーグで活躍後レアルマドリードと契約するという異色の経歴を持つ久保選手。
少年の頃から日本のサッカーファンの期待が大きかったため、現在の活躍はまさに「ついに覚醒した」という印象を与えてくれます。
7月22日に行われた日本の第一戦である「対南アフリカ戦」では、守りを固める南アフリカの守備を70分も崩せずにいましたが、久保選手の個人技による左足一閃によってゴールを奪いました。
また、得点だけでなく日本の攻撃の中心として機能していて、まさに「エース」の雰囲気すら漂っていました。
25日に行われた続く第二戦の「対メキシコ戦」でもその活躍は続きます。
守備では相手のアンカーにしっかりとプレスをかけ続け、攻撃では堂安選手との好連携によって何度もチャンスを作るなど、「レアルマドリード所属」という看板に偽りない活躍をしていきます。
そしてなにより見ている我々を驚かせたのが、「試合開始5分55秒」での先制点でした。
堂安選手が右サイドでボールを受けエリア内にグラウンダーのパスを入れると、走り込んだ久保選手が滑り込みながら左足のアウトサイドでゴールに流し込んだのです。
この5分55秒という時間は、オリンピックにおける日本史上最速ゴールということで話題となりました。
しかし、実際に称賛されるべきは「時間」ではなく、その「シュートの質」だと言えます。
やや左後方から走り込み滑り込むような形でシュートを打つので、かなり難易度の高いシュートであるという点もそうですが、「左足のアウトサイドで逆サイドに流し込んでいる」という点はもっと称賛されるべきだと言えます。
第一戦のゴールも、この第二戦のゴールも、非常にレベルの高いシュートとなっており、ここ数年のシュートへの意識を高める取り組みが開花しつつあることを示しています。
今大会の久保選手は「大きな覚悟」を持って大会に臨んでいるようにも見えます。
冒頭でも話をした通り、世界最高のチームであるレアルマドリードでは、レンタル移籍を繰り返す若手が結局レアルのトップチームに戻れずに移籍しなければならないということが多い事実があります。
久保選手もまた、2シーズンレンタル移籍を繰り返している注目の若手です。
予想ではスペイン3シーズン目もスペイン国内のチームにレンタル移籍することが確実と言われています。
しかし、そこで結果を残さなければおそらくレアルマドリードへの復帰はかなり厳しくなるはずです。
久保選手は、その置かれた状況の厳しさを十分に理解しているからこそ、今回の東京オリンピックでの爆発と優勝を本気で狙っているのです。
この2シーズンで身体は明らかに強くなり、シュートへの意識と技術も向上しています。
元々あった抜群のセンスやドリブルやパスの上手さや視野の広さに、これらがプラスアルファされているので、実力自体は間違いなくヨーロッパでもトップクラスに成長しているのです。
それでもレアルマドリードのトップチームで活躍するためにはまだ何かが足りないと言えます。
その「足りない部分」は、もしかしたら今回の「東京オリンピックでの優勝(金メダル)」であり、「得点王」や「MVP」といった「一流選手としての箔」なのかもしれません。
今回は、「東京オリンピックで活躍する久保建英選手の覚醒」と「レアルマドリードで活躍できるのか?」という疑問について解説してきました。
東京オリンピックで活躍中の久保建英選手は大きな覚悟を持ってこの大会に臨んでいるように思えます。
もしもこの大会で優勝(金メダル)や得点王、MVPといった活躍ができれば、レアル復帰へのきっかけとなるかもしれません。
久保選手個人の活躍ももちろんですが、日本チームの決勝トーナメントの勝ち上がりを期待しながら観戦しましょう。
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