疲れの正体と疲れにくい体の作り方

疲れの正体

 

勉強や仕事、スポーツなど、頭や体を酷使すると非常に疲れを感じますよね。

 

頭や体を使っているのだから消耗するのは当たり前です。

 

しかし、ごく少数ですが、まったく疲れを見せずに動き続けられる人もいたりしますよね。

 

彼らはいったいなぜ、他の人よりも疲れを感じることなく動き続けることができるのでしょうか?

 

この記事では、そんな「疲れの正体と疲れにくい体の作り方」について解説していきたいと思います。

 

 

疲れの正体

 

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疲れというと、「足が疲れた」「頭が疲れた」というように、長時間使った部位自体が疲れていると感じますよね。

 

しかし、厳密に言えば頭や体が直接疲労しているのではなく、「脳が疲れたというシグナルを体全体に送っている」のです。

 

勉強や事務作業などで頭を使った場合や、運動などで体に負荷がかかった場合などを、脳はすべて「ストレス」と判断します。

 

脳は、強いストレス状態にさらされると「活性酸素」が発生し十分な働きができなくなってしまいます。

 

そこで脳は、そのストレスを緩和させるべく「疲れ」という信号を体中に発信するのです。

 

逆に言えば、「脳に強いストレスを感じさせなければ、疲れという感覚を軽減させることができる」とも言えるのです。

 

 

疲れにくい体の作り方

 

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疲れの正体がわかれば、後は脳に対してストレスを掛けないように工夫をしていくだけです。

 

 

  • PC作業や勉強などは、必ず定期的に休憩をとる
  • 昼休憩は、同じ場所にずっといるのではなく、外の空気を吸ったり木々や植物などを見てリラックスする
  • お酒は飲みすぎず、少量で血流を促す程度にする
  • 熱いお風呂ではなく、ぬるめのお湯で長時間入りすぎない
  • 激しい運動ではなく、ヨガやジョギングといった軽く汗をかく程度の運動をする

 

というようなことを意識しながら暮らしていくだけで、確実に「疲れにくい体」に近づけることができるのです。

 

 

最近では、運動不足やリフレッシュを兼ねてジョギングやランニングをする人も多いかと思いますが、走っているうちに思わずペースが上がってしまうこともありますよね。

 

ジョギングやランニング自体は、有酸素運動なので「基礎体力の向上」や「脂肪燃焼効果」があるので非常に良い行動です。

 

汗をかくことで体内の老廃物や疲労物質などを体の外に出してくれるので、代謝が上がり疲れにくい体へと導いてくれます。

 

しかし、気分が上がりついペースを上げすぎてしまったり、必要以上に長時間走ってしまうと、前記したように脳がストレスを感じ「疲れ」を体中に発信してしまうのです。

 

しっかりと「自分に合ったペースや時間」でジョギングやランニングを行うことが、疲れにくい体を作るためには重要なのです。

 

 

また、「正しい姿勢」を身に付けることも疲れを感じさせない体にする大きな手段の一つです。

 

正しい姿勢を身に付けるということは、体のバランスが良くなり、どこか一部に負荷が掛かりすぎることがなくなるということなので、疲れにくくなるのです。

 

 

そして、食事面でも意識を上げる必要があります。

 

何となく毎日お腹いっぱいになるまで食べるのではなく、しっかりと「代謝を上げる食べ物を摂取する」ことを意識するのです。

 

例えば、アミノ酸の多い「卵、レバー、牛乳」や、ビタミンBの多い「豚肉や青魚、納豆」、カリウムの多い「味噌や豆腐」、身体を温める「カボチャや長ネギ、唐辛子」といった物を積極的に摂取するのです。

 

毎日の食事に、必ず上記のような食材を少しずつでも取り入れれば、確実に代謝を上げることができ、結果的に「疲れにくい体」を作ることができるのです。

 

 

まとめ

 

今回は、疲れの正体と疲れにくい体の作り方について解説してきました。

 

疲れの正体は、脳がストレスを感じることによって出す信号であり、疲れを感じないようにするためには、脳へのストレスを少なくすることが必要なのです。

 

「最近疲れを感じやすい」という人は、ぜひ今回解説したような「疲れにくい体を作る方法」をしっかりと実践してみてはいかがでしょうか?