ファッションはデザインだけでなく、実用的かどうかも大事ですね。洋服もそうですが、もっと真剣に選ばなければいけないのが靴です。デザインを重視しすぎると、歩きにくさで怪我をしたり、足を痛めたりする可能性もあります。
今回は、そんな靴選びのポイントをご紹介します。
靴と一括りに言っても、様々な種類があります。
一般的に「靴」と言われてイメージするのは、スニーカーではないでしょうか。
老若男女問わず人気のあるスニーカーは、歩きやすく足が疲れにくいのが特徴です。
女性であれば、パンプスやブーツ、サンダル、ミュールなど、たくさんの靴を持っている方も多いと思います。男性はスニーカーや革靴が中心といったところでしょう。
また、防水性のある靴や山登りに適した靴など、環境に合わせた機能が付いている靴もあります。
靴はサイズ・色・デザインのバリエーションが幅広く、自分のお気に入りの1足を見つけるのも楽しみの1つですね。
しかし、見た目を重視して購入した結果、実用性に問題があり履かなくなってしまい、靴箱に何足も靴が眠っているという方も少なくないはずです。
素敵なデザインで実用性の高い1足に出会うのは、簡単ではありません。ぜひ、今回ご紹介する靴選びのポイントをチェックして、お気に入りの1足を見つけてみてはいかがでしょうか。
靴選びで1番大切なポイントはサイズです。
足の長さだけではなく、幅や甲の高さなども考慮しなくてはいけません。実際に履いて、自分の足の長さや形に合っているかをしっかり見て下さい。
靴を買うのは夕方が良いとされています。朝と夕方ではむくみなどにより足の大きさが変わるため、朝の足に合わせて買うと、その後足がむくんで痛くなってしまう恐れがあります。
自分ではサイズがよく分からないという方は、店員にサイズを測ってもらったり、靴を履いた時の足の余裕を見てもらったりするのも良いでしょう。
パンプスでもヒールの高さは色々あります。歩きやすさを優先するのか、デザインを重視するのかなど履く場面によっても異なります。
長時間履くことを想定するなら、ヒールの低いものやヒールが高くても底の面積が大きいものを選ぶと疲れません。
特にヒールのある靴ではポイントとなります。サイズがぴったりでも、土ふまずと靴底に隙間があると、指の下の部分とかかとで体重を支えることになりとても疲れてしまいます。
またパンプスの場合、両側からしっかり土ふまずを固定していないと、履いているうちにつま先の方に足が滑っていき、指がつまって痛くなることもあるので注意が必要です。
素材も布製、ゴム製、皮製、合成皮革製など様々です。コーディネートや履く場所によって合ったものを選びましょう。また伸び縮みすることも考慮したいポイントですので、店員に聞いてみると良いでしょう。
買う時には気付かないことも多いのですが、汗や雨で色落ちしやすい素材もあるため、防水性があるのかどうかもチェックしたポイントです。
買った時はサイズも幅もぴったりだったのに、長時間履いているとパンプスの甲の前の部分が食い込むようになり、痛くて歩けなくなった、なんていう経験はありませんか?
それは何回か履くうちに靴の素材が伸びて、靴が大きくなってしまっているのです。
逆に、試着時は大丈夫と思ったとしても、ぴったり過ぎて全く余裕がない場合もあります。そのような場合、靴擦れを起こしてしまったり、つま先を痛めたりすることになってしまいます。
靴の素材が伸びて大きくなってしまった場合は、シューズバンドを使用したり、中敷きを使用したりと対策は出来なくもないですが、靴がキツイ場合はどうしようもありません。
ですので、靴選びは試着時にしっかりと歩いてみること、サイズだけではなく、足全体が靴にフィットしているかということをチェックして購入することが大切です。
試着時は片足だけで行ったり、座って試し履きをしたりということをしがちですが、普段の生活と同じ状況で試すことが大切ですので、きちんと両足靴を履き、店内を1周するくらいの気持ちで歩いてみましょう。
試着に時間が掛かっても気にせず、納得できる靴をしっかりと選びましょう。
女性の場合、ストッキングやタイツなどを履く機会も多いと思います。
ですので、冬物の靴を購入する際は、若干大きめな靴を購入するようにすると、寒い冬に厚手のタイツを履いても、靴がキツイ!なんてこともありませんよ。
また、靴の特長やアドバイスをしてくれる店員を見つけることも大切です。
買ってから合わないと感じたら、店に相談してみるなどの適切な処置をして下さい。
無理して履いていると、外反母趾などの原因にもなります。
足のトラブルは腰やその他の部位にまで及ぶことがあるので、無理は禁物です。
靴で痛い経験をすると、靴選びに慎重になるものです。
じっくり時間をかけて、自分にぴったりなお気に入りの1足を見つけて下さいね。