「瞑想」と聞くと、少し宗教っぽいイメージがありますよね。
確かに、ヨガの発症であるインドのヒンドゥー教やキリスト教、イスラム教、仏教などといった宗教には必ずと言っていいほど瞑想をする時間があるので、「瞑想=宗教っぽい」と思ってしまうものです。
しかし、現代ではそのような宗教という考え方ではなく、自分の心をリラックスさせたり集中力を高める為に瞑想を取り入れるビジネスマンが増えてきているのです。
Appleの創業者である「故スティーブ・ジョブズ」やマイクロソフトの元会長「ビル・ゲイツ」が瞑想を積極的に取り入れていたことも有名な話です。
また、世界的企業の「Google」の本社においても、瞑想が取り入れられているそうです。
今まで瞑想をしたことがないという人も、自分の生活に瞑想を取り入れることで今以上のパフォーマンスを発揮できることでしょう。
この記事では、そんな「瞑想がビジネスで成果を出す上で最適である理由」について解説していきたいと思います。
瞑想には、大きく分けて3つの効果があります。
1つ目は「心をリラックスさせる」こと。
2つ目が「幸福感を感じることができる」こと。
そして3つ目が「集中力や生産性を上げる」ことです。
一つずつ詳しく解説していきましょう。
人間の脳も、体と同じように休ませなければ十分なパフォーマンスを発揮できなくなります。
交感神経が優位になってしまう状況が多くなりがちな現代人にとって、いかに副交感神経を優位にしてリラックスできるかというのは大きな問題となっています。
そんなストレスフルな暮らしをしている人にこそ、瞑想がおすすめなのです。
瞑想をすることで、「正しいリラックス状態」を作ることができます。
「あなたにとってのリラックス法は?」と聞くと、「ユーチューブを観て楽しむ」「読書をする」「映画を観る」といった答えをする人がいますが、こういった方法では完全に脳を休ませることができず、「正しいリラックス状態」とは言えないのです。
雑念を取り除き、頭を空っぽにすることで、確実に副交感神経を優位にしてリラックス状態を作ることができるのです。
仕事に熱心になりすぎるタイプの人は、家に帰ってからも仕事の事を考えてしまいがちなので、なかなかリラックス状態を作ることができないものです。
毎日5分程度でも瞑想をするようにすれば、その都度心と体をリフレッシュさせることが可能なので、多少疲れていたり寝不足であっても高いパフォーマンスを発揮できるのです。
瞑想を行うことで、幸せホルモンと呼ばれている「セロトニン」が分泌されます。
セロトニンが多く分泌されれば、幸福感をより感じられるようになります。
幸福度が高まれば、必然的に物事に対してポジティブに考えられるようになるので、仕事やプライベートなどにも好影響を与えることができるのです。
瞑想に関する研究はかなり盛んになってきていて、実際の研究結果で集中力や生産性が上がるという結果も出ています。
これはカナダの公立校で行われた研究で、毎日瞑想を行うグループと瞑想を全くしないグループの算数のテストの結果が4ヶ月後には15%も違った(瞑想をするグループの方が高かった)のです。
他にも、認知能力や感情のコントロール能力、思いやりやストレスレベル、集中力といった様々な面で瞑想を行った方が良い数値になることがわかっているのです。
特に朝起きてから瞑想をすれば、高い集中力でその日の仕事を進めることができるのでおすすめです。
瞑想と言っても様々な種類があるのですが、ここでは瞑想をしたことがない人でも簡単にできる方法をご紹介します。
まず、「自分がリラックスできる態勢」であればOKです。
一般的には、あぐらをかいて背筋を伸ばして座る形がスタンダードな方法です。
この態勢でリラックスしにくいのであれば、どのような態勢でも大丈夫です。
①まずは大きく2回ほど深呼吸をする
②目を閉じて、鼻呼吸をする(ゆっくりと鼻から息を吐き、吐き終わったらゆっくりと鼻で息を吸う)
③鼻呼吸をしながら、肺が膨らんだり萎んだりすることを感じる
④雑念が出てきたら、その感情を受け入れながらも再度呼吸に意識を向け心を整えていく
基本的には、この順番に3分~5分ほど行うだけで様々な効果が期待できるようになります。
今回は、瞑想がビジネスで成果を出す上で最適である理由について解説してきました。
瞑想は宗教的なイメージもありますが、そういった考え方ではなくビジネスへの好影響を目的としている人も非常に増えてきています。
瞑想をすることで、上記のようなメリットを得ることができます。
今まで一度も瞑想をしたことがないという人は、ぜひこの機会に始めてみてはいかがでしょうか?