今を生きる大切さ!未来への準備ばかりでは幸福感を味わうことはできない

今を生きる大切さ

 

どんな人でも、「未来で幸福を感じたい」と思い、日々努力をしています。

 

毎日の仕事を頑張り、生活をしながらも将来の為に貯金をしたり、将来資格を取って社会で活躍するために眠い目をこすりながらも毎日勉強したりしている人もいるでしょう。

 

恋愛で悩んだり、失恋してしまったり、会社でうまくいかなかったり、家族や友人とうまくいかなくなり、将来に向けて努力できなる時もありますが、それでも時間が経てばまた明るい未来に向かって歩き出すのです。

 

しかし、そんな未来を想い生きている人こそ、意識してほしいことがあります。

 

それは、「今を生きる」ということ。

 

人にとって未来は非常に重要なものですが、一番大事なのはいつでも「今」なのです。

 

この記事では、そんな「今を生きることの大切さ」について解説していきたいと思います。

 

 

 

「今を生きることの大切さ」

 

もしも過去や未来にタイムスリップできるマシーンがあるのならば、「今を生きることが大切だ」とは思いません。

 

過去や未来に今この瞬間に移動して変えることができるのならば、「今」はそれほど重要ではなくなるからです。

 

少しややこしい話をしていますが、「今」は「今」でしかなく、5秒後には先ほど「今」だと思っていた時間が「過去」に変わるのです。

 

そして、過去になってしまった時は、何をしようが変えることはできません。

 

人間は(人間以外の生きているすべての物事は)「今」という時間軸でしか行動できないのです。

 

大好きな人や愛している人に言いたいことやしてあげたいこと、自分自身がやりたいことなど、その瞬間瞬間で思う行動のエネルギー源がありますが、そのすべてを行動に変えている人はほとんどいないでしょう。

 

「照れ臭いから言えないな」とか、「明日やればいいか」、「やってあげたいけどめんどくさいな」などといった感情が行動や言動の邪魔をしてくるのです。

 

しかし、必ず未来でこう思うのです。

 

「あの時あれをしておけば」「あの時言ってあげられれば」

 

そういった後悔の念をなるべく感じないように生きるためには、「今を全力で生きる」ことが非常に重要なのです。

 

 

未来は大事だが、そればかり考えていてはいけない

 

未来はとても重要なもので、未来を明るくするために逆算して何をすべきかを考えるべきですが、その時自分が思っていることを実践することを疎かにしすぎるべきではありません。

 

例えば、恋人や家族などと離れている時に、声が聞きたくなった時、すぐに電話をして声を聞くのです。

 

「なんか今日は友達と盛り上がりたいな」と思ったのならば、たまにであれば夜更かししてみても良いでしょう。

 

ビジネスで初対面の人と会話をしている時に、「この人凄く考え方が似ているな」と感じるのであれば、時間を惜しまずに深い付き合いをしてみるのも良いでしょう。

 

時には衝動的に朝まで勉強や仕事に没頭するのはどうでしょうか?

 

明るい未来の為の逆算行動としてはNGであるかもしれないこのような行動が、実は未来をより明るくしてくれる重要なポイントとなる可能性もあるのです。

 

よく「味のある人間」と表現することがありますが、単純に未来だけを見据え逆算して生きていくだけの人間よりも、時に衝動的言動や行動をする人の方がより「味のある人間」になれるはずです。

 

後悔することも少なくすることができるというメリットもあるかもしれません。

 

未来を見据えて逆算して行動していく「計画力」と、衝動的、情熱的に今を全力で生きるという「行動力」。

 

この2つのバランスを意識しながら生きていくことが、実は大きな成功を得るために必要だと言えるかもしれません。

 

 

心配性や未来に対して悲観的に考えてしまう人こそ「今を生きる」べき

 

世の中思うようにいかないことばかりですよね。

 

頑張っていても世の中が不景気になれば自分の暮らしにも影響が出てきますし、新型コロナウイルスのように想像もしなかったことが起こることもあったりします。

 

もしも仕事において順調な時期が続いていたとしても、人事異動で自分と合わない上司が直属の長となってしまい一気に何もかもうまくいかなくなってしまうなんていうこともあるでしょう。

 

そんな状況が続いてしまうと、物事を悲観的に考えてしまったりもするはずです。

 

更に、元々心配性の気質があるという人もいるでしょう。

 

そういった心配性や悲観的に物事を考えてしまう人は、特に「今を生きる」という意識を強く持った方が良いでしょう。

 

なぜならば、未来を肯定的に考えられない時点で、幸福感を得ることが難しいと言えるからです。

 

人生において幸福かどうかを大きく左右するのは、自分で意思決定したかどうかの「コントロール感」です。

 

「失敗しちゃうかも」「大丈夫かな」「どうせうまくいかない」「自分はなんて無力なんだ」というネガティブな感情に支配されている時点で、「コントロールされている立場」になってしまっているのです。

 

これが例えば、「自分の直感でやってみたけどうまくいかなかった」というように、自分の意志によって挑戦して失敗に終わったのであれば、思ったほど後悔も不幸感も感じることはなかったりするのです。

 

それは、「行動を自分で決めている=コントロールできている」からです。

 

「今を生きる」ということは、自分で意思決定していくコントロール感を増やしていくということなので、必然的に暮らしの幸福度が上がるのです。

 

 

まとめ

 

今回は、今を生きることの大切さについて解説してきました。

 

これから先の未来を考えながら逆算して行動していくことも人生において非常に重要なことです。

 

しかし、未来も意識しつつも、「今を生きる」という考え方も忘れずに暮らしていくことも、同じように大事であるとも言えます。

 

未来は「今」を積み重ねることでやってくるものなのですから。