物事を決断する時、人は長時間迷い、熟考するものです。
目の前の問題が大きければ大きいほど、迷いも大きくなりなかなか決断することができなくなってしまいます。
特に知識が豊富であらゆる情報を手元に並べられる人ほど悩む時間も長くなってしまう傾向にあります。
「もしも人生において悩む時間を人よりも大幅に短縮できるとしたならば」
そんな風に考えたことはありませんか?
迷う時間を大きく減らすことができれば、あらゆる物事を人よりも進めていくことができます。
この記事では、そんな「迷う時間を減らすことの重要性とその方法」について解説していきたいと思います。
恋愛や人間関係、目標や夢など、人生において悩む場面は結構多いものです。
「なんでうまくいかないんだろう」「これからどうすれば良いかな」「やり方を変えたほうが良いのかな」
頭の中に様々な選択肢が浮かび、どの選択肢が一番自分にとって良いのかを考えるわけですが、どんな人でも簡単に決断することができないものです。
大きな迷いであればあるほど長時間悩みますし、一日に中のちょっとした迷いであっても勉強や仕事の効率を落としてしまうほどです。
「迷い」の何が問題かと言えば、「迷っている時間は生産性が急激に落ちてしまう」ということでしょう。
確かに、重要な物事を決定する場面では最善の答えを出すために迷うことが必要だとは言えますが、必要以上に悩んでしまうという人が非常に多いのも事実です。
裏を返せば、そんな迷いの時間を大きく減らすことができれば、その分人よりも時間を有意義に使えるということなのです。
迷いの時間を減らす方法として挙げられるのが、「迷った時のルールを作る」ということです。
例えば以下のようなルールを作ることで、確実に迷う時間を大幅に減らすことができます。
人間の直観力というのは、非常に高精度だと言われています。
目や耳などの「五感」ではなく、「第六感」で感じ取り決断することで成功している人は非常に多かったりします。
「迷った時は自分の直感を信じる」というマイルールを決めておけば、あらゆる場面で迷う時間を最短にすることができます。
他者は様々な場面で何時間、何日、何か月と悩みながら過ごしていくわけですから、確実に時間を有意義に使えるようになるのです。
迷いが生じた時、まずは選択肢を3つ挙げてみます。
①一番大変だが大きな成果を上げられる選択
②一番簡単だが大きな成果は得られない選択
③大変さも成果も①と②の中間くらいの選択
このように、3つ選択肢を挙げたら、「自分の決めたルール」によって選択する行動を決めるのです。
例えば、「迷ったら必ず③を選ぼう」というルールを決めておきます。
例として③を挙げましたが、これは①でも②でも良いのです。
大事なのは、「どんな場面でも選択する番号を変えない」ということです。
よくストイックなアスリートなどは①のようにどんな場面でも一番大変な道を選ぶというルールを決めていたりしますよね。
一般的な人であれば、「常に平均的な選択肢である③を選ぶ」と決めておくのが無難かもしれません。
心理学では、「松竹梅の法則」といって、3つのプランを提示すると真ん中を選びやすいという法則がありますので、真ん中を選ぶというルールにしておくと、精神的な無理もなく「楽をしてしまった」という罪悪感もなく選択できるのでおすすめです。
他にも、「迷った時はタロットカードなどの占いで決める」「瞑想をしてリフレッシュした状態で考えて出てきた選択肢を優先する」「コイントスで決める」「信頼できる人に相談して意見を参考にして決める」といったように、迷った時の解決法は様々です。
自分自身が自然と納得できるような方法を選びましょう。
迷った時のルールを決めておけば、長時間悩んでしまうといったリスクを避けることができるようになるのです。
人生において迷いは足枷となってしまうことが多いでしょう。
誰にでも「決められずにずっと悩んで先に進めなかった」という経験があるものです。
しかし、前記したような「決断するためのルール」を決めておけば、悩んで立ち止まるという時間が限りなく少なくなるので、常に前に進んでいくことができます。
例え天才のように優れた能力を持ち合わせていなくても、常に前に進んでいければそういった天才たちと同じような(もしくはそれ以上の)成果を出すことさえ可能になってくるのです。
(天才たちも迷い、立ち止まる時間が多くあるわけですから)
今回は、迷う時間を減らすことの重要性とその方法について解説してきました。
迷いは多大な時間を使ってしまうものです。
迷う時間を減らすことができれば、その分成功に近づくとも言えます。
自分の直感を信じたり、選択肢を3つ挙げて決められたルールによって選ぶというようなルールを作り、意識的に迷う時間を減らすような工夫を行うべきなのです。