ゲームやおもちゃ、便利な家電、世界各国の美味しい食べ物まで、現代ではありとあらゆるものが簡単に手に入れられるようになりました。
物やサービスを販売する側も、「松竹梅の法則」や「スノッブ効果」「バンドワゴン効果」などといった心理テクニックを使い我々消費者の購買意欲を高めるのです。
こういった小売りやサービス業の「甘い誘惑」に打ち勝ち、いかに貯蓄をして必要な時にお金を使えるかというのは、成功を引き寄せる為の大きな武器になるはずです。
この記事では、そんな「浪費癖はなぜ起こるのか?」という疑問や「成功を引き寄せる為にすべき浪費の改善方法」について解説していきたいと思います。
用事がないのにコンビニやスーパーに行ってしまったり、家に購入してからほとんど使ったことがない物や着たことがない服などが多い人は、「浪費癖がある」可能性が高いと思われます。
浪費癖が起こる原因は複数のタイプに分かれます。
特に悪気があるわけでもなく、単純に自分のお金に対してあまり強い意識を持っていないというタイプの人も世の中には存在します。
自分が浪費癖があるという意識もないので、ふとした時に「なんで貯金できないんだろう?」と疑問に思ったりするのです。
こういったタイプの人は、お金の管理や運用をしっかりと行わなければならない結婚生活には不向きなタイプと言えます。
世の中に溢れるあらゆる誘惑に敏感に反応してしまうタイプの人は、確実に浪費癖が付いてしまいます。
物やサービスだけでなく、「異性に貢いでしまう」という浪費をしてしまう人もいます。
お金を使ってしまった後に罪悪感は抱くものの、同じような誘惑が再度目の前にあったらまた負けてしまうことが多いのです。
多くの人はなるべく他者よりも上に立ちたい、劣りたくないという感情を持っているものです。
しかし、実際の能力値で他者を上回るには、相当の努力が必要となり、多くの人が途中で挫折してしまいます。
そんな能力値を高められない「自分に自信がない状態」でも、ブランド物などを購入することで周囲に「自分の価値は高いんだ」と知らしめることができます。
実際にはブランド物で身を固めても良識ある人たちからは評価されることはないのですが(むしろ逆効果)、その他の人たちから羨ましがられたりすることは体感できるので、優越感を味わえるのです。
しかし、ブランド物などの高級品はもちろんかなり高額になるので、見た目は良くても「実際の生活は火の車」となってしまうことが多いのです。
浪費癖を改善するためには、前記した浪費の原因を根本的に解決する必要があります。
「お金に対する管理意識が低い」場合には、自分ひとりで改善できる確率は低いので、必ずアドバイザー役を作った方が良いでしょう。
親や兄弟、親友などでも構いません。
浪費してしまった事実に対して「浪費しすぎだよ」とその都度指摘してもらえる環境を作ることで、「ちゃんと管理意識を持たなきゃ」と少しずつ意識を変化させていくことが可能なのです。
「欲望を抑える自制心が足りない」場合には、「自分自身に対する甘え」に着目しながら過ごすことが重要です。
「あ、今自分に対して甘くなっているかも」ということがわかることがまず第一歩で、それができるようになったら具体的に改善させていきます。
効果的な改善方法としては、「浪費しそうなタイミングで複数の選択肢を思い浮かべる」ということ。
記事の冒頭で「松竹梅の法則」という言葉を使いましたが、この法則を逆に欲望をコントロールするために利用するのです。
例えば、「自分が欲しいと思った高い値段の物、機能性もあり一般的な値段の物、非常に安いが機能的に若干劣る物」というように、「松竹梅」で分別するのです。
すると必然的に真ん中である「機能性もあり一般的な値段の物」を購入する回数が増えていきます。
そうやって、欲望に対して「一旦考える」という習慣を作っていくことができるようになれば、徐々に欲望に対する自制心が働くようになり、「買わない」という選択肢も頭に浮かびやすくなってくるのです。
最後に「自分に自信がない」という原因の場合には、とにかく外見ではなく内面を磨くようにしましょう。
外見などにこだわりがあまりない人間的に優れた人物をSNSでフォローしたりするのも効果的です。
人間で大事なのは中身だということを意識して、内面を磨く行動を積極的に行うようになれば、徐々に「外見だけを磨いていることの愚かさ」に気が付くはずです。
今回は、「浪費癖はなぜ起こるのか?」という疑問や「成功を引き寄せる為にすべき浪費の改善方法」について解説してきました。
このようなことが原因となり、結果的に重度の浪費癖となってしまうのです。
浪費癖を改善することができれば、必然的に手元にお金が残るようになり、ビジネスやプライベートなどで必要な時にお金を掛けることができるので、成功を手に入れられる可能性も高まるのです。
ぜひこの機会に一度「自分が浪費していないか」をチェックしてみてはいかがでしょうか?