自分もいつの間にか年を取ったなと思う瞬間ってありますよね。
特に自分よりも若い世代の人が頑張っていたり成功を掴むところを傍で見ると、「若さ」が懐かしくなるものです。
若い人がなぜ多くの事を素早く吸収して実力を上げていくかわかりますか?
「若い方が記憶力がありエネルギッシュに動けるから」
確かにそれもあります。
しかし、何よりも重要なのは、「現状に満足せずに学び続けるという姿勢」なのです。
人間は年を取ってからでも若い人と同じように成長することができます。
いわゆる「オールドルーキー」というものです。
この記事では、そんな「年を取ってからでも活躍できるオールドルーキー思考」について解説していきたいと思います。
同じ会社に10年、20年と勤め続け努力し続けると、余程能力が低いかコミュニケーションスキルに問題がない以外はある程度の役職者となっているはずです。
役職者はプロジェクトなどの責任を負わされる立場で、大きなプレッシャーと闘っていかなければなりませんし、企業の上層部を立てながらも部下たちを束ねていかなければならないので苦労するものです。
しかし、人間は地位を手に入れると、その地位を守ることを優先してしまう傾向にあります。
「大きな成果を上げる為」、「部下を優秀な社員に育てる為」に働くのではなく、いつの間にか「自分の地位を守る為」に働いてしまっている人は非常に多いはずです。
ビジネスにおいて何よりも大事なのは、「どんな地位にいるか」「過去にどんな成果を上げたか」ではありません。
「今何をしていて、これから何をするのか」が、何よりも重要です。
年を重ねても現状に満足することなく新たな知識やスキルなどを積極的に学ぼうとする意識が「オールドルーキー思考」と言えるのです。
現代では、常に新しい物が誕生し、より便利により楽しく変化していっています。
ほんの十数年前までは携帯電話で動画を視聴したり世界中の物をショッピングしたり、様々な便利なアプリが使えるようになるなど予想もしていなかったはずです。
「今使える知識やスキル」も、5年もすれば大部分は使えない知識やスキルとなっているのが、2020年代という時代だと言えます。
時代の流れが早い現代では、「現状維持」という思考では周りに取り残され、いつの間にか「ダメな上司」「使えない上司」の烙印が押されてしまうのです。
本人は的確な指示を出しているつもりでも、もしかしたら部下に「あの人は現場の事全然わからないのに口だけ出してくるんだよね」「いつも的外れな指摘ばかりで困ってしまうよ」というように思われている可能性もあるかもしれません。
年をいくつ重ねても、毎日何か新しいことにチャレンジしていたり、新しい知識やスキルを身に付けようと努力している人は、ビジネスにおいていつまでも活躍し続けることができます。
まさに、「ルーキーのように日々成長できる」のです。
しかし、年を重ねると人間は地位を守ることを優先してしまう傾向があります。
「いやいや、若い時に一通り仕事は実践してきたし、長年努力も続けてきたからもう大丈夫」と思う人もいるかもしれません。
そう思ってしまう気持ちは理解できますが、残念ながら前記した通り時代は常に進化し続けているので、新たな知識やスキルを身に付けていかなければなんの意味もなくなってしまいます。
年を取ってからもルーキーのような思考で学び続ければ、いつまでも活躍し続けられるのです。
長年生きていると、自分のスキルや経験といった総合の能力や周りの人たちの能力を見極めることができるようになります。
自分が同年代の人たちよりも劣っていると明確に判断できるようになると、諦めてしまう人が結構多かったりします。
しかし、同年代の人も年を重ねれば高い確率で成長が止まり、守りに入ってしまうので、「オールドルーキー」の意識でいることができれば追い抜くことができるのです。
「ウサギとカメ」という童話をイメージすればわかりやすいかもしれません。
現代で言えば、会社から与えられた業務を淡々とこなすだけではなく、オンライン業務について詳しく勉強したり、専門的な知識の習得や資格の取得などを「続ける」ことで必ず活躍することができるでしょう。
今回は、年を取ってからでも活躍できるオールドルーキー思考について解説してきました。
これらの事をしっかりと認識して、ぜひ年を重ねても積極的に成長しようと思いながら行動をするようにしましょう。