実はあなたもHSP気質があるかも?社会の中で生きづらさを感じたなら自分の気質を見つめ直そう!

HSP気質

 

近年、テレビやネットなどで「HSP」という言葉をよく聞くようになりました。

 

HSPとは、「ハイリー・センシティブ・パーソン」の略語なのですが、日本語で言うところの「極めて繊細な気質」を持っている人の事です。

 

ここまで聞いた段階では、「なるほど、そんな特殊な気質の人が稀にいたりするのか」と思うかもしれませんが、実は日本人の約5人に1人はHSP気質を持ち合わせていると言われているのです。

 

その「繊細さ」ゆえに、社会の中で生きづらさを感じることが多い一方で、HSP気質の人だからこそできることも結構多かったりします。

 

そう、HSPとは決して障害や欠点などではなく、一般的な人とは違った「個性(特性)」であるのです。

 

この記事では、そんな「HSPとはどんな気質なのか?」という疑問や「自分に合った職業に就く重要性」について解説していきたいと思います。

 

 

 

HSPとはどんな気質?

 

HSPの人は、基本的に繊細な性格であることが多いのですが、人によって更に細かな気質の違いがあったりします。

 

 

シンプルな物事も深く考え込んでしまうことがある

 

この気質が強い人は、仕事やプライベートといった日常の中で起こる些細な物事について深く考えてしまうことが多いので、周りに迷惑をかけてしまうことがあります。

 

 

あらゆる刺激に対して過剰に反応してしまう

 

音や光、においなどに敏感であったり、他者からの言葉や生活の中で起こる出来事などに過剰な反応をしてしまうことが多いのです。

 

刺激に過剰に反応してしまうため、疲れやすかったり自分を見失ってしまったりすることもあるのです。

 

その為、何かあると刺激を受けないように1人でいたいと望み自分の部屋などにこもってしまいがちです。

 

 

他者の感情に影響されてしまうことが多い

 

例えば自分以外の誰かが怒られて悲しんでいたり落ち込んだりしていると、自分までもが気分が大きく落ち込んでしまうこともあります。

 

また、映画や音楽といったものに共感し感情を揺さぶられることも多く、感動や悲しみの涙を流すことも多かったりします。

 

 

自己否定が強い

 

HSPに人は、他者を責めることがあまりなく、その逆に自分を責めてしまう傾向にあります。

 

性格的にもネガティブになりやすく、本心を隠してしまいがちなので人との関りが苦手になってしまうことも多かったりします。

 

 

基本的には、このすべての項目に当てはまっている人が「HSP」と分類されるのですが、1つ2つ当てはまるという人もかなり多いはずです。

 

こういった人は、「HSP気質のある人」と言えるので、社会の中で何かしらの難しさを感じていることがあったりするものです。

 

 

自分がHSP気質があると思ったら

 

前記した通り、HSP気質の人は決して障害や欠点ではないのですが、社会の中で生きにくさを感じやすいのは確かです。

 

まずは、なるべくストレスを感じる刺激を遠ざける工夫を行うことが重要です。

 

  • 度の低いメガネをかけて周囲の情報を目に入りにくくする
  • 睡眠時にはアイマスクをする
  • 耳栓をしたりイヤホンで好きな音楽を聴くなどして心を落ち着かせる
  • 自分が心地良いと思う服を着る
  • 自分の好きなアロマなどを焚いて気分を落ち着かせる
  • 外出時はマスクを着用しニオイに反応しないようにする

 

HSP気質の人は「他者の感情を読み取る能力が高い」「危険察知能力が高い」「物事の本質を読み取る能力が高い」といった様々な長所も持ち合わせているので、自分の気質に合った仕事をする選ぶことができれば幸福度の高い生活を送ることもできるのです。

 

例えば、営業職や飲食業などは、外部からの刺激が多いのでHSP気質の人には向かない仕事と言えますが、「WEBライターやプログラマー、動画編集者、カメラマン、事務員」などに仕事は比較的HSP気質の人に合った仕事だと言われています。

 

HSP気質というのは、治るものではなくその人の気質(個性)なので、もしも今現在刺激や環境によって大きなストレスを感じていたり疲れを感じるような仕事に就いているのであれば、将来的に「転職してみる」という選択をしてみても良いかもしれません。

 

 

HSPに限らず「自分の気質を理解する」ことは非常に重要

 

日本人は我慢することを美徳としてきたので、「合わない」と思った環境下でも頑張り続けなければいけない雰囲気があったりするものです。

 

しかし、HSPに限らず自分がどのような気質なのかをしっかりと理解し、仕事やプライベートなどをその気質に合った環境にすることは非常に重要なのです。

 

 

まとめ

 

今回は、「HSPとはどんな気質なのか?」という疑問や「自分に合った職業に就く重要性」について解説してきました。

 

外部からの刺激や他者の言動や行動に影響されやすいなどといった「繊細な気質」を持つHSPの人(もしくはその気質を多少でも持っている人)は、仕事の選択や日々の暮らし方などをしっかりと工夫することが必要だと言えます。

 

ぜひこの機会に、自分の気質がどんなものなのか考えてみてはいかがでしょうか?