「隣の芝生は青く見える」
そんなことわざがあるように、生きていると他人の幸せを羨ましく思ってしまうことってありますよね。
他人との比較は、時に自分のモチベーションを上げる活力にもなり得ますが、多くの場合はマイナスに影響してしまうものです。
本当は誰もが他人との比較が良くないことを知っているのですが、実際に「他人と比較しない生き方」を実践できずにいます。
それほど「比較せずに自分の幸福にフォーカスしながら生きていくこと」は難しいものだと言えます。
この記事では、そんな「他人と比較せず自分の幸福にフォーカスしながら生きていく重要性」と「他人と比較しない具体的な方法」について解説していきたいと思います。
冒頭でも解説した通り、他人と比較することが良くないことというのは、誰もが知っている事実です。
なぜ良くないのかと言えば、「劣等感や優越感」といったものに振り回されてしまい、本来の自分を見失ってしまうからです。
幸せの定義は人それぞれなので一概には言い切れませんが、多くの人にとって幸せとは「自分らしく生きていく」ということです。
自分自身が決めた道を自分の力で進み、満足感や達成感を得ることが大きな幸せに繋がります。
しかし、他人と比較して影響されてしまうということは、もうすでに「自分らしさ」ではなくなっているということなので、幸福であるとは言えないのです。
それでは、ここからは具体的な「他人と比較しない生き方」を挙げていきましょう。
他人との比較は、目に見えるもので特に起きやすいですよね。
他人が乗っている車や住んでいる家、持っているスマホ、着ている服や履いている靴などが自分の所有しているモノよりも優れているとわかると、どうしても気になってしまいます。
モノはその価値が非常にわかりやすいので比較しやすいというのも理由の一つかもしれません。
しかし、人生を幸福にするものはモノよりも「目に見えない形のない部分」であることが多いですよね。
愛や友情、生きがい、挑戦、リラックスなど、形や数値で表せないモノの方が明らかに価値が高いのです。
ついつい他人と比較してしまうという人は、そんな「形のない部分」を重要視すれば少しずつ心が軽くなっていくはずです。
他人と比較して起こるネガティブな感情と言えばどんなことでしょうか?
このようにネガティブな感情が自分の心に生まれます。
「自分も同じようなモノを手に入れたい」とポジティブに捉えられる場合もありますが、大抵は上記のようなネガティブな感情によって幸福度を下げてしまうのです。
これを合理的な思考で考えるのであれば、「他人と比較することは意味がないどころか悪である」という認識に変えることができ、次第に比較する習慣がなくなっていくはずです。
もしも他人と比較してしまう癖がついてしまっている人ならば、「自分の成功」を意識することを心掛ける方法がおすすめです。
自分の成功をイメージし続ければ潜在意識が少しずつ変化していき、自然とポジティブな行動がとれるようになります。
実際に成功体験を重ねていくことができれば、他人と比較すること自体が無意味だと自覚できることでしょう。
不景気とはいえ、現在の日本ではありとあらゆる便利で楽しいモノで溢れているので、つい欲しくなってしまいますが、今の自分の状況を冷静に見まわしてみると意外と満たされていることが分かったりします。
余程経済的に困窮していない限りは、幸福な状況であることがほとんどなのです。
「今の段階ですでに自分は幸福である」と認識することで、他人に対する強い比較は起こらなくなるはずです。
どうしても比較癖が治らないという人は、「比較の対象を過去の自分にする」という方法がおすすめです。
人間は「成長している」という感覚でも幸福を感じるものなので、過去の自分に対してどれくらい成長しているかにこだわって生きれば高い幸福感を味わえるはずです。
成長することを実感できれば、自己肯定感が上がり更に成長したいという欲求も芽生えるはずです。
今回は、他人と比較せず自分の幸福にフォーカスしながら生きていく重要性と他人と比較しない具体的な方法について解説してきました。
ついつい他人と比較してしまうという人は、ぜひこれらの方法を実践してみましょう。
きっと「本当の幸せ」が明確になっていくはずですよ。