心は意外と簡単に折れるもの!大きな失敗をした時の精神的な対処法

対処法

 

人生は良い事もあれば悪いこともあるものですが、時に「悪すぎる」ことも起こり得るものです。

 

「所有している株で数百万円の損失を出してしまった」

 

「期待されていた大きなプロジェクトで大失敗してしまった」

 

「大好きな恋人を傷つけるような言葉を言ってしまい別れることになってしまった」

 

このように、大きな失敗は意図せずとも起こってしまう可能性があります。

 

そんな人生においての苦境をどのように乗り切るかは、心の柔軟性と精神力の強さが重要となってくるはずです。

 

逆に言えば、大きな失敗をした後に「いかに心を柔軟にして切り替えるのか」「いかにそのマイナスな状況に耐えられるのか」を意識すれば、高い悪率でその苦境を乗り切ることが出来ることでしょう。

 

この記事では、そんな「大きな失敗をした時の精神的な対処法」について解説していきたいと思います。

 

 

 

大きな失敗をしてしまうと人間はどうなる?

 

まず、大きな失敗をした時に人はどのような状況に陥ってしまうかを考えてみましょう。

 

  • 羞恥心や罪悪感を強く感じる
  • 食事も喉を通らない
  • 鬱状態に近い状態が続く(上手く切り替えられないと本格的に鬱病となってしまう)
  • プライドが打ちのめされ自己肯定感が低下する
  • 何をしても楽しいと感じない
  • お酒の量が以上に増える
  • 過食気味となり太りやすくなる
  • 夜になっても眠れず睡眠不足になる

 

日常で起こり得る大抵の失敗であれば、こういった症状も1日~2日程度で回復するものですが、人生でそう何度もない大きな失敗となるとその期間は一気に長期化します。

 

数ヶ月~1年ほどで上手く切り替えられればまだ良い方で、人によっては強いトラウマとなってしまったり、切り替えられずに鬱病に発展してしまうこともあるのです。

 

 

大きな失敗をした時の精神的な対処法

 

それでは、前述したような状態を上手く切り抜けるためには、そのような対処法を行えば良いのでしょうか?

 

ポイントとなるのは冒頭でも解説した通り「いかに心を柔軟にして切り替えるのか」「いかにそのマイナスな状況に耐えられるのか」という2つとなります。

 

後者の「耐える精神的強さ」は人によってかなり差があります。

 

それは生まれ持った資質であるかもしれませんし、育ってきた環境によって鍛えられてきたものであるかもしれません。

 

我慢強い人は、大きな失敗による心の傷が少しずつ回復していくのを耐えることで解決していける可能性がたかい傾向にあるのです。

 

我慢強さを鍛えることは容易ではないので、多くの人は前者の「いかに心を柔軟にして切り替えるのか」に意識を向けることが重要となります。

 

  • 失敗を認める
  • 失敗をした原因を明確にする

 

大きな失敗をした時にまず行いたいのが上記の2点です。

 

人は大きな失敗をしてしまうと、その現実から目を背けたくなってしまうものです。

 

その事実は変えられないので精神的に深く落ち込みますが、防衛本能によってその事象から距離を置こうとしてしまうのです。

 

近年で言うと、芸能人の謝罪会見などを例にするとわかりやすいかもしれません。

 

誠実に失敗を認め、なぜそのようなことが起こったのか(原因)を明確にすることを行えば、大炎上することはほとんどないのですが、謝罪まで期間が空いてしまったり言い訳がましくなっているようだと確実に大炎上してしまいます。

 

まずは失敗を認め原因を明確にすることで、失敗による炎は鎮火していき、周囲からのプレッシャーは少しずつ収まっていくはずです。

 

この状況まで進むことができたならば、精神的な部分を柔軟にして以下のようなことを行います。

 

 

期間を定めて思う存分凹む

 

精神的に落ち込んだ時に重度になりやすいのは、「長期間落ち込んでしまう」ということです。

 

大きな失敗から数日も経てば、「心を切り替えなきゃ」「このままではダメだ」「ここから這い上がろう」というポジティブな思考も少しずつ出てくるはずです。

 

しかし、ネガティブな感情が強すぎて、「でもこんな大きな失敗をしたからもう取返しが付かない」「自分はダメな人間なんだ」という思考がポジティブな思考を打ち消してしまうのです。

 

そうやってズルズルと長期間をさせるのであれば、最初からネガティブな感情を吐き出してしまえば良いと発想の転換を行うべきだと言えます。

 

例えば、「今日から3日間は落ち込み続ける」「その期間が終わったらポジティブなことを考える」と決めるのです。

 

この方法を実践すると「よし!落ち込み期間終了」と自然にポジティブな思考に変わろうという気持ちになるはずです。

 

 

失敗した自分の状況をリフレーミングする

 

リフレーミングとは、「物事の捉え方(枠組み)を変えて考える」という心理テクニックです。

 

例えば大きな失敗をした際に、「ダメな人間だ」という思考を「ここから復活して成果を出したら凄いよな」と「大失敗」という事実を違う枠組みで考えるようにします。

 

この方法を使うことで、失敗を肯定的に捉えられるようになりますし、もし実際に肯定的に捉えることが出来なくてもネガティブ思考を連鎖を一瞬でも止めることができるはずです。

 

鬱病になってしまうといった重度の落ち込みは、ネガティブ思考の連鎖によって起こる可能性が高いので、その連鎖を一瞬でも断ち切ることができるだけでも精神状態は変わるのです。

 

 

信頼のおける人に相談をする

 

上記2点の対処法を行っても精神的ショックの大きさを和らげることができない場合は、「信頼のおける人に相談をする」という方法が効果的です。

 

人に悩みや不安を打ち明けることで心が軽くなりますし、良いアドバイスがもらえることもあります。

 

また、その人の温情によって、周囲からの批判や冷たい視線から守ってくれたり、再び立ち上がる環境を作ってくれる可能性もあるので、とても有効な方法と言えるでしょう。

 

 

まとめ

 

今回は、大きな失敗をした時の精神的な対処法について解説してきました。

 

  • 期間を定めて思う存分凹む
  • 失敗した自分の状況をリフレーミングする
  • 信頼のおける人に相談をする

 

大きな失敗をしてしまった時は、時間が経っても精神的なダメージが回復しないこともあります。

 

これらの方法を実践することができれば、きっとダメージを軽減させることができるはずです。

 

「失敗を認める」「失敗をした原因を明確にする」ことができたならば、ぜひこれらの方法を試してみましょう。