新型コロナウイルスの影響によって一気に増加した「テレワーク」ですが、会社に出勤しなくても良いという大きなメリットがある一方、運動不足による健康被害が大きな問題となっています。
実際にテレワークとなり体重が増加してしまったという人もかなり多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな「テレワークによる運動不足や健康被害を防ぐ対策」について解説していきたいと思います。
テレワークは、会社に出勤しなくても良いという特性上、家のデスクで仕事をする時間が圧倒的に増えます。
朝起きて朝食を食べ、歯磨きをして着替えればすぐに仕事を開始することができる為、慣れてしまうと「もう昔のように会社に働きに行くなんてできない」と思うほど快適な毎日が遅れます。
しかし、そんな精神的な開放感とは正反対に身体には確実に「負の影響」が溜まっていきます。
そう、下手すると一日中ずっと家の外に出ないという生活になり、「運動不足」に陥りやすく、結果的に太ってしまう傾向にあるのです。
自宅という慣れ親しんだ場所で、画面外に移動すれば何を食べても何を飲んでも良かったりしますし、喫煙者は必然的にタバコの本数が増えてしまうでしょう。
運動不足に過食、喫煙本数の増加など、余程気を付けていないと生活習慣が大きく乱れてしまうのです。
テレワークが長期間続き、肥満体型になってしまうと、どのような病気のリスクが上がるのかを挙げてみましょう。
いかがでしょうか?
かなり恐ろしい病名や症状が並んでいますが、肥満度が高くなれば高くなるほどこれらのリスクが確実に上昇してしまうのです。
厚生労働省の資料では、運動不足が原因で毎年5万人が死亡していると記述されています。
テレワークによる健康被害は運動不足による肥満だけではありません。
長時間同じ姿勢で仕事をすることになるので、腰痛や肩こりになってしまう可能性も高いですし、PCを見ながら作業する時間が長いので頭痛や眼精疲労を患ってしまったりもします。
特に腰に関しては、坐骨神経痛やヘルニアなど重症化することも多いので注意が必要なのです。
テレワークによる運動不足を解消するためにも、健康を害さない為にも必要なのは以下のような対策です。
テレワークの場合、どうしても長時間同じ姿勢になってしまいがちです。
最低でも1時間に1度は椅子から立ち、身体全体を使ってストレッチするようにしましょう。
椅子の座り方によっても、腰への負担が変わってきます。
背もたれがあるからといって寄りかかるのではなく、椅子に深く腰掛け姿勢を正し顎を引いた状態で仕事をしましょう。
ヨガをしながら瞑想を行うことで家にいながら有酸素運動ができ、集中力を回復させたり疲れを回復させることができます。
また、代謝がUPするのでダイエット効果も期待できます。
通勤などもルーティーン化となることで無意識に身体が動いていたように、早朝や夕方に家の近所をランニングするルーティーンを身に付けることも重要です。
毎日20分~30分程度ランニングやジョギングをするだけで肥満防止に繋がります。
長時間座りながらテレワークをしていると、どうしても下半身の血流が悪くなってしまいます。
そんな時には「スタンディングワーク」という立ちながら仕事をするという方法がおすすめです。
一説によると、スタンディングワークを取り入れることで死亡リスクが軽減されるということも言われています。
本格的でなくてもちょっとした筋トレ用品を購入しておけば、テレワークの休憩時間に筋トレを行うことができます。
筋トレを行うことで血流を良くすることもでき、ダイエット効果を高められます。
また、筋肉量を増やすことができるので、肩こりや腰痛の予防にも効果的なのです。
今回は、「テレワークによる運動不足や健康被害を防ぐ対策」について解説してきました。
テレワークによるこれらの健康被害に陥らない為には、「定期的なストレッチ」「椅子に深く座り、姿勢を正す」「休憩時間にはヨガや瞑想を取り入れる」「早朝や夕方にランニングやジョギング」「立って仕事をする」「筋トレを行う」といった方法を実践するべきです。
実際にテレワークをしている人は、健康を維持するためにもぜひこれらの方法を実践してみましょう。