ある程度の年齢まで独り身でいると、「このまま一人で生きていくのかな」と不安になったりもしますよね。
しかし、世の中には、「一生一人で生きていく」と決めて暮らしている人も意外と多かったりするものです。
現代は昔のように不自由することが減り、ネットを活用することで一人でも楽しく生きていくことができるようになったので、そういった選択をする人が増えるのも必然だと言えます。
ただし、一人で生きていくということは、それなりに「リスク」があるのも確かです。
この記事では、そんな「人生を一人で生きていくメリット」と「実際に一人で生きていくために必要な準備」について解説していきたいと思います。
人はいつか運命の人と出会い、結婚し家庭を築き、年を取ったら子供世代にバトンタッチして夫婦でのんびりと余生を楽しむ。
そんな人生が理想だと思われ、実際に多くの人がそのような人生を送っていたのが、昭和40年頃までに生まれた人たちです。
しかし、人生に対する価値観は次第に変化していき、平成に入ると「自分の人生を楽しむこと」の重要度が次第に高くなっていったのです。
そして令和という時代では、「家庭を築く」という人生観に価値を感じなくなった人も多くなってきたのです。
人生をひとりで生きることで大きなメリットを得ることができるようになります。
すべての人には1日24時間、365日というように、平等に時間が与えられています。
結婚をすれば仕事以外の時間の多くを配偶者と過ごすことになりますし、子供ができれば更に一人の時間は減ってしまいます。
もちろん、家族と過ごすことでかけがえのない経験をすることができるのも確かですが、「自分」という一個人を考えた時は、有意義な時間が失われてしまうとも解釈できるのです。
自由という意味では、「収入をすべて自分の為に使える」というのも大きなメリットと言えるでしょう。
人生はお金がすべてではありませんが、幸福度とお金が密接に関係しているというのも確かです。
一人で生きる場合、それほど大きな家は必要ありませんので、無理に広い家を購入する必要はありません。
自分自身が使いたいと思う物やサービスに収入を使うことができるので、満足度は既婚者よりも圧倒的に高くなるはずです。
結婚をすると、必然的に人生のパートナーである配偶者に干渉される機会は増えます。
「親の背中を見て育つ」という言葉があるように、子供も自分を良く見ながら成長していくはずです。
他者に干渉されながら生きるのは、思った以上にプレッシャーが大きくなったり、息苦しさを感じたりするものです。
一人で生きていくことで、そういった他者の干渉を受けずに生きていくことが可能となります。
それでは、ここからは実際に一人で生きていくために必要な準備を具体的に挙げていきましょう。
人生をひとりで生きていくには、まず「健康」でいなければなりません。
介護が必要になるほど健康を害してしまっては、不便や不安を感じながら暮らしていくこととなります。
「一人で生きる」と決めたその瞬間から、食事や運動、睡眠などに気を使いなるべく健康で暮らせる努力をしなければならないと言えるでしょう。
一人で生きていくためには、安定した暮らしができるように「住まい」を確保する必要があります。
賃貸物件に住み続ける場合、何かしらの理由でそこを退去しなければならない時に新たに賃貸を借りられないといった可能性もあります。(特に自分が無力になってしまった時など)
そういったリスクを避けるためにも、なるべく早く一生住み続けられる住まいを手に入れるべきだと言えるでしょう。
一人で生きていくためには、住居費や食費、日用品、光熱費、交際費、保険料などを自分で払い続けることとなります。
そういった必要資金を賄えるほどの収入を得なければなりませんし、それなりの貯金もしておく必要があると言えます。
現代では物理的なサポートを受けられるサービスも数多くありますが、その多くは費用が掛かるので、それらを支払えるほどのお金を得ることが重要です。
今回は、「人生を一人で生きていくメリット」と「実際に一人で生きていくために必要な準備」について解説してきました。
一人で暮らしていくことを選択すれば、これらのメリットを得ることができます。
しかしそのためには、「健康」や「住まい」「お金」といった準備が必要不可欠となります。
決して勢いで一人で生きると決断せず、十分な準備をしてから決断するようにしましょう。