老けて見える顔のくすみ…。どうして出来るの?

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健康的な肌は若さの秘訣と思われる一方、年齢を重ねるごとに肌の明るさは失われていきます。目の周り、小鼻、頬はくすみが生じやすく、実年齢より老けた印象を与えかねません。

 

今回は、こうした顔のくすみが発生する原因は一体どこにあるのか、くすみには主にどのようなタイプがあるのか、お話ししていきたいと思います。

 

 

主なくすみの原因とタイプとは?

 

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加齢による肌の老化

 

年齢とともに健康的な肌を維持するのに必要な再生能力が低下します。

 

美肌に必要なコラーゲン、ヒアルロン酸の生成力が鈍化し、新陳代謝の機能も上手く働かなくなるため、肌表面の角質は固くなります。そのため、残った古い角質の状態が肌の色を暗くしているということになります。

 

 

運動・睡眠不足による血行不良

 

普段から定期的に体を動かさない方、夜なかなか眠ることができない方が陥りやすい状態です。

 

ストレス状態が長く続くと、交感神経が働いて血管を収縮する作用を起こします。そのため、血液やリンパの循環が悪くなるため、顔色が青暗い様子になってしまいます。

 

 

古い角質が詰まることによる毛穴の汚れ

 

洗顔する際に顔に洗顔料が付着、あるいは化粧を落とさないまま寝てしまうと、肌表面に古い角質が残ってしまいます。

 

角質の層が何重にも重なる状態となっているので、皮脂に汚れが溜まりやすく、光の反射で顔がくすんで見えるようになります。

 

 

水分量不足による乾燥

 

皮脂が浮き出やすく、定期的にあぶらとり紙や洗顔をすることで、肌の水分量は減少していきます。

 

紫外線などの有害な物質から身を守る機能が大きく低下するので、肌表面がガサガサしやすく、粉を吹きやすい状態になります。そのため、肌表面の角質層でベストな水分量を保つことが難しくなります。

 

 

くすみのない肌作りをしよう!

 

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くすみを作らないためには、肌表面の古い角質を取り除かなければなりません。

 

血行不良により顔全体の色が悪くなっているので、万全なスキンケア対策を講じる必要があります。くすみを予防するためには、ターンオーバーの乱れに着目する必要があります。

 

では、具体的にどのような対策を取る必要があるのでしょうか?

 

 

くすみ予防でも徹底した紫外線対策を行う

 

紫外線はシミだけでなく、肌にくすみを作らせる原因であると考えられています。

 

通常、肌は約28日周期でターンオーバーが正常に機能されることで、健康的で透明感ある美肌を維持することができます。しかし、紫外線によってターンオーバーの周期を乱す要因となり、肌の奥深くに存在するメラニンを外に排出できず、結果肌がくすんでしまいます。

 

紫外線は季節を問わず一年中降り注いでいるので、日差しが強くない日でも、紫外線対策はきっちりと行う必要があります。

 

 

新陳代謝・抗酸化力が高い食べ物を摂取する

 

加齢によって新陳代謝機能は低下し、肌に老廃物が蓄積されやすくなります。

 

加齢が原因で起こるくすみの予防・対策方法ですが、十分なスキンケア対策を行う前に、まずは体の内側からケアをする必要があります。

 

具体的には、新陳代謝・抗酸化力を高める食べ物を積極的に摂っていきます。新陳代謝を高めるのに良い食べ物は、「ビタミンA」を含む食べ物です。抗酸化力を高めるのに良い食べ物は、「ポリフェノール」、「リコピン」、「ビタミンC」、「ビタミンE」を含む食べ物が挙げられます。

 

 

血行とリンパの流れを良くする

 

血行やリンパの流れが悪い方は、冷え性、運動不足、ストレスが溜まりやすい、便秘がちといった項目に該当することが多いです。

 

血行が悪い場合、毛細血管に栄養素が行き渡らなくなるため、肌がくすんで見えてしまいます。一方、リンパの流れが悪い場合、肌の老廃物が排出されないため、ターンオーバーのサイクルが崩れていきます。

 

対策法として、入浴後にマッサージをする習慣を取り入れておきましょう。

 

 

洗い残しがないよう、完全にメイクを落としきる

 

女性の方は毎日化粧をするからこそ、メイク落としはしっかりと行わなければなりません。

 

メイクを綺麗に落としきらないと、毛穴に化粧汚れや皮脂が溜まるため、肌がくすんで見えてしまいます。

 

対策法として、手にクレンジング剤を多めに取り、こすらずになじませるようにして落としていきます。洗顔の時は、必ず洗顔料を泡立てて、泡だけで汚れを落とすことを意識しましょう。強く顔をこすることも、肌に刺激を与えてくすみの原因となります。

 

 

糖分の高い食べ物、アルコールの摂取は控える

 

甘いものが好きな方、ビールなどのお酒が好きな方は要注意です。過剰に摂取しすぎると、体内にあるタンパク質と糖質が結合し、褐色の物質が増える「糖化」という現象が起こります。これは肌のくすみだけでなく、肌色が黄色掛かる特徴を持っています。

 

さらに、血液中の血糖値が高い状態が慢性的に続くので、糖尿病や動脈硬化、骨粗鬆症といった病気を発症するリスクが高くなります。これらの病気から身を守るには、極力甘い物やアルコールの摂取を避けるように徹底していくことが大切です。

 

 

まとめ

 

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女性なら、誰だっていつまでも若々しくいたいはずです。

 

くすみは気を付けていないとすぐに出来てしまうものですが、それと同時に自分が気を付けてケアをしていれば防ぐことの出来るものでもあるのです。

 

 

明日からでも、くすみを作らない生活習慣に取り組んでみてはいかがでしょうか。