モナコインとは?

一部SNSで話題となったモナコインですが、値動きに関してはビットコインに負けず劣らずと言われています。果たしてどんなコインなのでしょうか?

 

モナコインってどんなコイン?

 

モナコインは数少ない日本発祥の仮想通貨です。その名前の由来は、2ちゃんねるで生まれたAAキャラクターの「モナー」です。ここから分かる通り、2ちゃんねるから誕生した仮想通貨で、今年10月には10倍以上の急騰を見せ、注目を集めました。発祥は2ちゃんねるですが、2ちゃんねるが管理者となっているわけではありません。ビットコインなどと同様に、中央管理者は存在しないのです。2017年12月には時価総額ランキングで37位となり、仮想通貨の中ではかなり上位に位置していると言うことができます。

 

モナコインの特徴

 

ではそんなモナコインの特徴を1つ1つ見ていきましょう。

 

ブロックの生成間隔が短い

 

一番の特徴はそのブロックの生成間隔の短さです。モナコインのブロック生成間隔は90秒毎となっており、ビットコインの10分とは比較になりません。ブロックの生成間隔が短いということは取引の承認に必要な時間がそれだけ少なくなるということです。

 

これは数多くある仮想通貨の中でも大きな強みとなります。承認に必要な時間が長いということは、それだけ実世界での普及が難しくなってしまうということだからです。実際、秋葉原のPCショップなどでは実際にモナコインを使って買い物をすることができ、その他にもモナコインを使って買い物ができるお店は増えてきています。

 

また、その発行上限数も約一億万枚と、ビットコインの約5倍に設定されています。需供のバランスがビットコインと同じになった場合、必然的に価格もビットコインの5倍になり得る、ということを意味しています。

 

日本のネットカルチャーで人気

 

2ちゃんねるが発祥ということで、一部SNSや掲示板ではモナコインは大きく話題となりました。それを受けて、秋葉原駅前のビルの大型ビジョンでは一週間に渡ってモナコインをPRする動画広告が配信されました。

 

その広告はモナコインを支持する支援者の手によって配信されたもので、モナコインの支持者の多さを感じることができます。また、Twitterでも「tipmona」という機能を使い、モナコインのやり取りができるようになっています。

 

モナコインの価格

 

2017年1月時点では1MONA=3円前後で推移していましたが、3月あたりから価格が高騰し始め、5月には平均40円ほどを記録しました。その後も高騰を続け12月にはついに1000円を超えました。わずか一年足らずで300倍もの値上がりを見せたということになります。2017年の価格変動の大きさではビットコインをも凌いでいます。