新型コロナで経営悪化!?ベッド満床も病院が抱える問題とは?

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20/05/19 22:01

 

世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスですが、ここへきて感染者数が減少傾向に転じ、社会生活上の制限を緩和する国が増えています。

 

日本でも同様の状況に近づきつつありますが、その一方、感染者を受け入れて治療に当たった多くの病院が経営を悪化させているという悲劇が報じられました。

 

これについてみていきましょう。

 

背景と状況は

 

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全国の病院が加盟する全日本病院協会と日本病院会、日本医療法人協会の3団体は今般、真摯にコロナ感染者の治療にあたっている病院約1,100を対象に、現在それぞれの機関が置かれた状況について調査しました。

 

その結果、約8割の病院が今年2月から4月までの外来・入院患者数が昨年に比べて大きく減少したと回答しています。

 

特に新型コロナウイルスの入院患者を受け入れ治療に当たっている病院は患者数の減少幅が大きく、今年4月の利益率は平均で10%以上減少しています。

 

この背景としては、院内感染を恐れて他の多くの患者が受診を控えたり、コロナに感染した入院患者を受け入れることで他の患者にまわすべきベッド数が減り、外来や救急の受け入れが困難になったことが挙げられます。

 

更に、院内感染によって病棟を閉鎖した病院では、全体的に患者数が大幅に減少し、収益が更に拡大しているとのことです。

 

今後の動向は

 

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この調査結果を受けて上記3団体の代表者は会見を開き、多くの病院がコロナ対策によってむしろ経営が悪化し、今後は感染症の対応が適切に実施できない状況に追い込まれる可能性があると危機感を表明しました。

 

全日本病院協会の代表者は、この状況下で今後、新型コロナウイルスの患者を受け入れて治療にあたるべき病院の経営が困難になると、一旦収束したように見える状況であってもシンガポールや中国などで実際に招来しているような今後の第2波、第3波が訪れた際に対応が困難になるとし、政府や行政による緊急的な助成が必須と主張しています。

 

まとめ

 

  • 医療機関を統括する団体が病院の置かれた現状を調査・発表
  • 真摯にコロナ対策のため治療にあたる病院の多くが経営悪化
  • 今後の懸念とともに、万全の補償が求められる

 

 

 

ただでさえ対応が後手後手に回り、自主休業に追い込まれている企業や商店、個人への補償が進まず、多くの国民が失望している状況で、肝心の医療機関まで崩壊させるようなことがあってはならないのですが、今回の発表を見る限り、国民の命を救う最後の砦(とりで)とも言える医療機関の苦悩が解決される見込みがありません。

 

政府は、本当に真剣になって、他人事ではなく我が事として、医療機関の状況改善に取り組んでいただきたいものです。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 


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