20/06/06 22:55
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、街中からその姿を消し、買えても超高値で「マスクバブル」とも言われた状況ですが、ここにきてマスクもあちこちに安値で出回りはじめ、終焉を迎えているようです。
これについてみていきましょう。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年の3月頃から約3か月にもわたって品薄が続いてきたマスクですが、ここ最近、ドラッグストアやスーパー、コンビニなどをはじめとして、街中のあちこちで販売されるようになってきました。
大手アパレルメーカーやスポーツ製品メーカーなども次々に市場に参入し、布やその他の新素材を使った、従来よりもむしろ性能の良いマスクも売り出され、好評です。
今回のコロナ禍により、3月から全国でマスク不足に陥り、マスクの価格も超高騰(バブル)して、従来は500円台後半から700円台でドラッグストアなどで販売していた50枚入りのマスクが4000円くらいまで値上がりしました。
更に何週間もマスク自体が全く手に入らない状態となり、ドラッグストアでの限定販売日には長蛇の列ができる現象まで起きました。
ところが、最近では市場にマスクが行き渡り始め、50枚入りで1000円~1300円程度、場所によっては1000円を下回っている状況です。
「マスクバブル」の完全崩壊です。
冷静に考えれば、コロナの収束とともに、マスクバブルもやがては終焉を迎えることは容易に想像できていました。
さらに、数ある大手企業が続々とマスクの生産・販売を表明しました。
企業名を挙げれば、コルゲンコーワでおなじみの興和や、アイリスオーヤマ、シャープといった大手企業が何千万枚規模でのマスク増産を発表していましたし、青山商事やAOKIといった紳士服ブランドも機能性マスクを発売しています。
そしてとうとうユニクロやスポーツメーカーのミズノまでマスク供給を正式に発表しました。
こうした有名企業が販売するマスクは、いずれも高機能・高性能で、今年の夏に向けても清涼感のある製品を続々と販売する見込みです。
今後は、社会貢献目的や採算度外視で参入する大手ブランド以外は、マスク商戦から撤退するでしょう。
そして廉価な、1箱1000円前後で買える商品はますます氾濫するでしょう。
新型コロナウイルスの感染拡大で社会現象ともなったマスク不足、これに伴い発生したマスクバブルですが、ここにきてようやく終焉を迎えたようです。
今後は常識的な価格で安定供給されることを期待します。
最後までお読みいただきありがとうございました。