将棋・藤井聡太七段が最年少記録で棋聖戦挑戦者に!展望は?

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20/06/09 21:54

 

平成・令和の天才棋士・藤井聡太七段が、先日将棋会館で行われた将棋のメジャータイトルのひとつである「棋聖戦」の挑戦者決定戦に勝利し、史上最年少でのタイトル挑戦権記録を31年ぶりに更新しました。

 

ここしばらく藤井聡太七段の話題がありませんでしたが、久しぶりにまたその存在感を示しています。

 

これについてみていきましょう。

 

状況は

 

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6月4日に将棋会館で開催された第91期棋聖戦挑戦者決定戦で、藤井聡太七段(17)は永瀬拓矢二冠に勝利し、挑戦権を獲得しました。

 

その結果、藤井聡太七段は17歳10ヶ月20日という史上最年少でのタイトル挑戦となり、従来の記録を31年ぶりに更新することとなります。

 

対戦相手は棋界の第一人者である渡辺明棋聖で、6月8日からの五番勝負で雌雄(しゆう)を決します。

 

ちなみに、これまでの最年少記録は屋敷伸之棋士が持つ、第55期棋聖戦(1989年12月12日)での17歳10ヶ月24日という記録だったため、わずか4日ながら記録更新となったものです。

 

今回棋聖戦で対戦する渡辺明棋聖は、「藤井聡太七段の初めてのタイトル戦という、間違いなく将棋史に残る戦いに出場することに大きなやりがいを感じています」とコメントしています。

 

棋聖戦の展望は?

 

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今回の棋聖戦の日程は次のとおりです。

 

第1局:6月8日 将棋会館

 

第2局:6月28日 同上

 

第3局:7月9日 都市センターホテル

 

第4局:7月16日 関西将棋会館

 

第5局:7月21日 将棋会館

 

棋聖戦のゆくえについて、専門家などが様々に分析・予測していますが、ある大手マスコミ紙の予想を例に挙げてみていきます。

 

直近10番のそれぞれの戦績をみると、渡辺明棋聖は6勝4敗、藤井聡太七段は9勝1敗で、勢いとしては藤井聡太七段が勝っているようです。

 

更に、渡辺棋聖は豊島将之名人に挑戦する名人戦七番勝負もほぼ同時期に並行して戦うことになり、地方への移動なども含めて過密スケジュールとなるため、コンディション調整の難しさも考慮すると、今回の五番勝負は藤井七段有利とみられているようです。

 

ちなみに直近10番で藤井七段は佐藤天彦九段、永瀬拓矢二冠、高橋道雄九段といった棋界の「猛者」を次々と撃破しています。

 

まとめ

 

  • 将棋界の若きスーパースター・藤井聡太七段が最年少記録で棋聖戦に挑戦
  • 対戦相手は第一人者の渡辺明棋聖
  • 藤井聡太七段が有利との見方も

 

数々の年少記録を重ね、大きな話題を独占してきた将棋界の若きスーパースター・藤井聡太七段ですが、ここしばらく話題に上らなかったと思っていたら、また大きな記録をひっさげてタイトル戦に臨むようです。

 

どこまで前人未到の活躍を続けるのか、楽しみに胸が膨らみます。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。