20/07/08 21:32
先日行われた東京都知事選挙で、予想どおり小池百合子現都知事(67)が366万票余りを獲得して圧勝しました。
その陰で、小池都知事にまつわる悪評も絶えないようです。
これについてみていきましょう。
小池氏は4年前に都知事に就任して以来、マスコミから注目を集め続けてきましたが、その成果と評価はどうでしょうか。
築地市場の豊洲移転問題では、都議会のドンと呼ばれた内田茂氏や石原慎太郎氏を悪者に仕立てて対立を煽(あお)り、東京オリンピックの会場問題でも突如、ボート競技を東北で開催するなどメディアをかき回し、小池劇場と言われました。
小池氏のように、ことさら対立を演出する人物を専門家は「対立屋」と呼び、極めて危険な政治家だと警鐘を鳴らしています。
そして、こうしたタイプは米国トランプ大統領やロシアのプーチン大統領もそれに当てはまるようです。
対立屋のなかでも、ナルシストとソシオパス(反社会性向)の特徴を持ち、独裁者、すべてを支配する最高権力者を目指す政治家のことを「いかさま王」と呼びます。
上述したソシオパス的パーソナリティ障害を抱えた政治リーダーは支配欲が強く、嘘や言いくるめを用いて相手を攻撃し、全く良心の呵責がないと言われます。
小池氏が前回都知事に立候補した際、待機児童、介護離職、満員電車、残業、都道電柱、多摩格差、ペット殺処分といった7つの課題をゼロになるまで解決し、実現するとマニフェストで宣言しました。
ところが、そのほとんどは未達成であり、2階建て電車で満員電車を解消するなどといった現実的ではない(馬鹿馬鹿しい)提案も多数含まれていました。
彼女は法的な知識も欠如しており、自覚さえなかったとの指摘もあります。
こうみてくると、残念ながら小池氏は専門家の分析における「いかさま王」と定義されることになります。
こうした小池氏を今回も圧倒的に支持し、都知事に選んだのは東京都民です。
連日新型コロナウイルス対策でマスコミに登場し、様々な英文フレーズを駆使しながら注目を集め続ける小池東京都知事ですが、今回の選挙圧勝後も、様々な批判に晒されています。
そうした批判の妥当性はともかく、現実的に大きな支持を得て都知事の職務を継続するのですから、都民のために真摯に向き合って政策を実行していただきたいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。