人気テレビ番組「ザ・ノンフィクション」でやらせ!?状況は?

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20/07/14 22:20

 

25年にもわたって放映され、フジテレビの人気番組として定評のある「ザ・ノンフィクション」ですが、著名な出演者の告発によってその「やらせ疑惑」「過剰な演出」が問題視されています。

 

 

これについてみていきましょう。

 

 

やらせの背景と状況は

 

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今回、この番組に対して告発したのは、同番組の名物ともいえるシリーズ「マキさんの老後」で有名な、出演者のマキさんです。

 

このシリーズは、ダイジェスト版もあわせると合計9回放送された名物シリーズですが、放映中の12年間にわたってフェイクを流されてきたとマキさんは語ります。

 

「マキさんの老後」は、オカマのマキさんとオナベのジョンさんというアベコベ夫婦の生活を追う人気シリーズで、気性の激しいマキさんとそれをなだめて耐えるジョンさんのコントラストが視聴者の心をつかんだのですが、マキさんはこれを嘘だと断言し、そもそも二人は喧嘩をしないと語ります。

 

最初に二人が出演した際には、この番組の裏を知っていたジョンさんがこの番組は悲惨でかわいそうな人を見て視聴者が優越感に浸るためのもので、それに利用されたのだとマキさんに言ったとのことです。

 

その後、フジテレビによる過剰な演出による自殺者(「テラスハウス」に出演していた木村花さん)が出るなどしたため、今回の告発に踏み切ったとのことです。

 

 

やらせ演出の詳細は

 

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マキさんは、この番組の対応について「やらせ、ねつ造、仕込み、はめ込みのオンパレード!」と生々しく語り、ノンフィクションなのは二人が実在の人物であるというだけで、自分が老け役、ブス役、汚れ役でジョンさんはかわいそうなおばあちゃん役を演じるように仕向けられていたと語っています。

 

番組で指示されたマキさんの傍若無人な振る舞いがアンチサイトまで生み、実生活でも被害を受けたそうです。

 

番組の視聴者からいきなり暴言を吐かれたり、死ねといった書き込みをされたりして、当人たちは2人だから耐えられたものの、孤独な立場でアンチサイトを見ていたら木村花さんのような悲劇に遭った可能性もあるといいます。

 

年越しのシーンで二人が言い合いになるシーンでワインボトルを割る音は嘘の効果音で、実際にボトルを割っていなかったり、スーパーでの買い物シーンでは鮮魚売り場の店員に文句をつけるよう指示されたりと、ひどいやらせが横行していたそうです。

 

 

まとめ

 

  • 人気長寿番組「ザ・ノンフィクション」でやらせ発覚
  • 人気シリーズの出演者が生々しい告発
  • 自殺者まで出る関連番組も

 

長年放映され、まさにノンフィクション番組として人気を誇ってきたフジテレビの「ザ・ノンフィクション」ですが、著名な出演者からの告発によってやらせや過剰な演出が明るみに出て、多くのファンに衝撃を与えています。

 

これが事実であれば、フジテレビは局を挙げて真摯に反省し、一からやり直していただきたいものです。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。