20/08/14 10:09
先月7月25日に、商船三井が所有する貨物船WAKASHIOが、インド洋にあるモーリシャス諸島沖のサンゴ礁にて座礁した事を、今初めて知ったと言う人も多いかも知れません。
最初はただ単に座礁した状態だったのですが、その後船体に亀裂が入り、数日後にはその亀裂から燃料の重油が大量に海に漏れ始めたのです。
モーリシャス諸島と言うと、天国に一番近い島とか世界で最も美しい島国とも謳われる程に、美しい海と自然が織りなす奇跡の島とも称される程の自然環境を保っている事から、今回の座礁で漏れ出した重油による汚染で、モーリシャスの自然環境の破壊が非常に懸念されているのです。
しかし日本の国内では、この事故の情報を何故か一切公開していない状態になっており、当然ながら多くの日本人がこの状況を知りえていない状況にあります。
では、どうして日本ではこの状況に対しての報道をしないのか?それと、今後のモーリシャスへの対策では一体何を成すべきなのかを考えてみましょう。
亀裂から燃料が流出、船体が真っ二つに割れる危険性も。モーリシャス諸島沖に座礁した商船三井が運航する大型貨物船わかしおには、事故当時約4000トンの燃料が積まれていた。エメラルドグリーンの海を守るために、島民たちは漏れた重油の回収を始めている。 pic.twitter.com/OYz0agrJgR
— Brut Japan (@brutjapan) August 11, 2020
日本では、朝はニュース番組を放送してその後は情報系番組を放送し、お昼頃にはバラエティ番組を放送して行く方式になっていますが、どの番組構成でも必ずニュースや今話題になっている事を伝えるようになっていると思います。
基本的に今、日本の人が似関心が高そうな話題を中心に提供していく様な方針になっている様なので、世間ではもう沈静化している様な情報でも、更に深く掘り下げて情報を公開していこうとしている風が見て取れると思うのです。
先日も、普通に考えれば効果が持続する事もない事は明白だった、うがい薬で新型コロナを身体から消せる~云々な話ですが、最初に大阪府知事が言った言葉をきちんと精査して分析してから報道すればこんなにうがい薬が日本から消えるなんて事も無かったのに、まさかその情報を鵜呑みにしてスピーカーになって日本中の人を扇動する様な報道をしている時点で、テレビ番組の信用は殆ど地に堕ちたと言っても過言では無いでしょう。
出来れば、毎日テレビから情報を得ていると言う人は、明日からはテレビを見るのを控えて、で別のネット上のニュースやTwitterなどのSNSからの情報を読むと良いかも知れません。
モーリシャス諸島で座礁、燃料用重油が流出し環境問題を起こした貨物船“WAKASHIO”。なぜあの場所で座礁したのか気になり、航跡を詳細に追ったForbesの記事を見つけたので抜粋コピペに挑戦。英語本文はiOSのSafari+MicrosoftのTranslatorで機械翻訳した→
©︎Nishan Degnarainhttps://t.co/8zPNvswLvO https://t.co/KeBQZjX9dR pic.twitter.com/uJ50bohQs4— nag-OYAJI-n (@nagoyajin2) August 12, 2020
そうする事で、テレビでは報道されない情報も多く得られる様になる事でしょう。
連日日本全国で新型コロナの新規感染者が多く発生している状況に対応している事で、余計な手を回せないと思っている人も居るかも知れません。
実際に、東京都などではそんな状況になっていると思いますが、日本の国と言う大きな組織全体でみるとそんなに切羽詰まっている様子は無い気がするのです。
なので、出来れば日本政府は自衛隊をモーリシャスに派遣して、現在も海を汚染し続けている重油の回収に全力を尽くして欲しいのですが、どうもその行動出ようとする重い腰が上がりません。
と言うのも、今回の失態は日本の国としての失態では無く商船三井と言う民間企業がやらかした問題と言う事で、日本政府が主導で動くことが出来ない現状がある様です。
商船三井が日本政府に頭を下げて、今回の状況を打開すべく力を貸して欲しい旨の要請を受ければ、即刻自衛隊を派遣してくれると思います。
モーリシャス諸島(インド洋)重油流出事故による現地の人々の生活と環境への影響はかなり大きい。何が現地で必要なのか、足りていないのかを探る必要があるかな。
手作りフェンスhttps://t.co/PqGh1U04ch
1,310円からできる寄付方法https://t.co/PcB1fPziil#モーリシャス重油流出事故 https://t.co/H2zuyoogNy— 永田正彰@音楽の苗を育む人🌱 (@trombonemusic11) August 13, 2020
現在重油のの撤去や植物などの洗浄は、ほぼモーリシャス島の人達が精力的に行っていて、商船三井の側からは6人しか派遣していないと言う現状だったりしています。
出来ればもっと多くの人を派遣して行けば良いのですが、商船三井側としてはあくまでも調査のための人員で重油を撤去するために派遣した訳では無い様です。
重油の撤去は結構大変で、まず海上に、これ以上重油が広範囲に広がらない様にオイルフェンスを張った後、オイルを吸着吸収するスポンジ状の吸着剤を使って人の手で海から吸着して行くのですが、漏れ出た重油の量が多ければ多い程その吸着の作業量は膨大になってくるので、オイルが漏れ出た初期は本当に人手が無くて困っていたそうです。
現在は、重油の撤去もかなり進んではいるものの、植物や海岸の岩場の岩などに付着した重油を洗い流す作業が難航しているそうなので、まだまだ人手が足りない状況だと言えるでしょう。
まだしばらくこの状況は続くと考えられるので、例え日本の一民間企業の所有する船がやらかしてしまった事案だったとしても、日本の船=日本の国がやらかしてしまった!と言う認識を持つ人の方が圧倒的に多いと考えられるので、日本は国としてももっとモーリシャスの島の自然の回復に、大きく貢献していく必要があると思います。
モーリシャスの自然が以前のような美しい状態に回復するまでには数年~十数年かかるとも言われているので、日本だけが尽力しても到底間に合う事では無いので、世界中のモーリシャスを美しい島国に戻したいと考える多くの人達と協力して、環境を回復させていって欲しいと思います。