ビットコインの半減期でビットコイン価格の上昇に繋がると予想、ディークレッド共同創業者

20/05/06 11:20

 

ビットコインの半減期が5月12日に予定されている中で、ディークレッド(Decred)共同創業者のジェイク・ヨコムピアット氏はコインテレグラムのインタービューに対し「ビットコインの半減期は、マイナー達にビットコインを2倍で売るインセンティブを与えるため、価格上昇に繋がる」と答えた。5月6日コインテレグラムジャパンが報じた。

 

 

 

ビットコインの半減期とは、ビットコインの新規発行枚数が半減する時期のことで、これは4年に1回のサイクルで行われるよう設定されている。半減期の影響を直接受けるのは、ビットコインのマイニングをしているマイナーで、1回のマイニングで得られる新規発行のビットコインの枚数が半減する。現在(5月6日時点)は報酬として12.5BTCが得られるが、半減期以降は6.25BTCとなる。報酬が半減する前にマイナーがビットコインを大量購入する傾向があり、半減期前はビットコインの価格が上昇しやすくなると考えられている。

 

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ヨコムピアット氏は、マイナーの作業量(マイニング)のコストが半減期以降は2倍になるため、売却価格を2倍に釣り上げる可能性がある。理由は、マイナーのコストはほぼ固定されているため、これまでと同じ利益率をいじするためには価格を2倍にするインセンティブが働く。その結果、ビットコイン価格の上昇につながる、と述べていると言う。

 

 

 

しかし、プラスな考えばかりではなく「短期的に2倍になるのは難しい」とも話している。またヨコムピアット氏の指摘意見は、コインポストも同意見で、減期だからといって、過度な期待をするのは禁物だと警告している。ビットコインの価格は4月に入って上昇し既に90万円台をキープしている、また「半減期」という単語検索が急増している。この状況は、すでに多くの投資家が半減期の影響を織り込んでいると考えられる、とコインポストは指摘している。ビットコインをこれから購入するなら、価格変動の様子を見ながら、上がり切ったところで購入しないよう注視したい。