参照: https://www.binance.com/ja/
20/05/13 13:03
最大手の仮想通貨取引所バイナンスが、インドネシア初の仮想通貨取引所Tokocryptoに出資をしたことを発表した、とコインポストが5月12日報じた。
出資額は明かしていない。
報じられた記事によると、バイナンスから投じられた資金はTokocryptoのプロダクト開発や技術改善、同国での事業拡大に充てられる予定とのことだ。
Tokocryptoは2018年に設立された仮想通貨取引所で、2019年にインドネシアの商品取引規制当局にライセンスを申請し取得した。
バイナンス代表のCZは「人口が世界4位を誇るインドネシアは、近い将来、東南アジアのブロックチェーンのハブ的な存在になりえる」と話しているという。
人口が多ければ自然とビットコインの需要が高まる可能性がある。またインドネシアは観光地も多くある地域だ。
旅行客が現地通貨に両替しなくても、実店舗でのショッピング決済可能な仮想通貨ウォレットさえ持っていれば、為替レートを気にせず海外旅行を楽しむことができるようにもなる。
グローバルにビジネスを拡大させているバイナンスは、以前、デリバディブ取引所TXに出資、またインドの最大手取引所WazirXを買収している。
さらに、アフリカで仮想通貨と法定通貨を利用できるソーシャルペイメントアプリ「Bundle」のサービスを既に開始しているという。
世界の経済圏に仮想通貨が浸透するまでには時間がかかると言われているが、バイナンスのようなグローバルな取引所によって押し進められることで、ビットコインの将来性に期待が寄せられるだろう。
インドネシア初の取引所Tokocryptoでは、ビットコイン、イーサリアム、XRPといった主要通貨はもちろん、
ZILやOGNといった日本の取引所では扱っていないスモールキャップのアルトコインが含まれているという。
トレードの主軸通貨はインドネシアの法定通貨IDR(ルピア)建てとなる。