20/05/12 20:44
5月12日ビットコインの半減期を迎え、ブロックを作成するマイナーの報酬は12.5BTCから6.25BTCに半減された。
価格に関しては5月8日には1万ドルを突破したが、10日には8,300ドルまで下落した。
仮想通貨トレーダーのアリスター・ミルン氏は、半減期の効果はすぐには出てこない、と指摘していると、コインテレグラムが5月12日報じている。
ミルン氏は、「半減期の影響は今後、数週間から数カ月あたりから心理の変化があるだろう。
そして多くの人が価格に注目し、それによって需要が高まるだろう」という見方をしている。
また「2016年から2017年の価格上昇時はユーザーベースが10倍拡大した。
仮に今回10倍になったら、何らかの形でビットコインに係る人は3億人にのぼるだろう」と推測している。
半減期による価格の影響はこれからになるが、日本のツイッターでは「ビットコイン半減期」の言葉がトレンド入りしているという。
「ビットコイン」は投資家ではなくても聞いたことがある言葉となり、ビットコインの投資経験がある人は半減期による影響が気になるところだ。
半減期を迎えたビットコインの今後の注目ポイントはマイナーの動向だと、コインポストの記事では述べられている。
半減期後1時間ではビットコインのハッシュレートの大幅な下落は確認されていない。
これは報酬減によってマイナーがどれだけ撤退しているかどうかの基準となる。それがまだほとんど確認されていないという。
半減期実行ブロックから次のブロックまで40分の遅延があったが、その後は順調に作成されているという。
マイナーが市場に及ぼす影響は大きく警戒感が高まるが、コインポストの見立てでは、現状では警戒するほどのハッシュレートの変動値ではないとしている。
半減期後はビットコインの価格下落が毎回見られるが、今回は過去にあった半減期時の動きとは少し異なるようだ、今後の経過に注目していく必要があるだろう。